滋賀県の保育士求人・転職・募集 (52件)

■滋賀県の保育士の平均年収

厚生労働省が行った「令和2年賃金構造基本統計調査」によると、滋賀県で働く保育士の平均給与は約369万円です。計算の内訳を詳しくご紹介します。

＜滋賀県＞

決まって支出する現金給与額	260,900円
年間賞与その他特別給与額	562,200円
平均年収	3,693,000円

※決まって支出する現金給与額：所得税や社会保険料が引かれる前の金額

※年収＝決まって支出する現金給与額×12ヶ月+年間賞与その他特別給付金

同じ調査で公表された全国平均と比較してみましょう。

＜全国平均＞

決まって支出する現金給与額	249,800円
年間賞与その他特別給与額	747,400円
平均年収	3,745,000円

保育士の年収の全国平均は約375万円です。調査結果からは、滋賀県の保育士の賃金が全国平均よりもやや低いことが分かります。しかし、内訳を詳しく見てみると、月々の賃金は全国平均よりも滋賀県の方が高いことに注目です。

ボーナスは職場ごとに違いも大きく、さまざまな要素によって変動しやすいものです。一方、給料は変動しにくい代わりに昇給しにくいという側面を持っています。賃金面で求人を比べる際は、給料とボーナスの特徴の違いを意識し、自分の重視したい要素に合わせて選ぶようにしましょう。

■滋賀県の保育士求人倍率・求人数

厚生労働省が令和4年4月に発表した「保育士の有効求人倍率の推移（全国）」によると、滋賀県で働く保育士の令和4年4月時点での有効求人倍率は2.40倍です。前年4月の求人倍率3.43倍と比べると1.00倍以上下がっていますが、それでも他業種と比べるとかなり高い倍率です。

近年保育施設を増やしてきた滋賀県では、増やした利用者の定員に合わせて今後も保育士の高い需要が続くと思われます。

■滋賀県の保育士支援や取り組み

滋賀県では、保育士向けの貸付制度を導入しています。すべて指定の保育施設で一定の期間働くことで返還免除になる制度です。滋賀県内で働きたい方は一度チェックしてみましょう。

＜これから保育士を目指す方＞

・保育士修学資金貸付制度

上限月額50,000円まで（最大2年間）養成学校での修学資金の貸付を受けられます。そのほかには、入学時と就職時に1回200,000円以内の貸付や生活保護世帯および非課税世帯には生活加算などがあります。

＜現在保育士として働いていない方＞

・就職準備金貸付事業

滋賀県内の保育施設で週20時間以上勤務する方に、再就職で必要な資金の貸付を上限400,000万円まで受けられます。（年度ごとに変更になる場合あり）保育士修学資金制度の就職準備金貸付とは併用できない点に注意しましょう。

＜保育士として働いている子育て中の方＞

未就学児が保育園などに通う際の、保育料の一部貸付が受けられます。上限月額27,000円で、最大1年間です。

■滋賀県の子育て支援や取り組み

滋賀県が運営するサイト「ハグナビしが」では、結婚・出産・子育て（乳幼児期～思春期）までの情報を集約させ、滋賀県内で利用できる制度の案内やお出かけスポットの紹介を分かりやすく発信しています。

「淡海子育て応援団」が18歳までの子どもがいる世帯に発行している、淡海子育て応援カードの利用も子育て中の方におすすめです。協賛店で提示すると割引などのサービスを受けられるもので、県内のみならず全国の協賛店で利用できます。

■滋賀県の保育園数

統計局が令和2年にまとめた資料によると、滋賀県の保育園数は225ヶ所です。また、認定こども園は130ヶ所（令和3年・総務省）となっています。認定こども園は前年より15ヶ所増加しました。令和3年時点で滋賀県内の複数の市町村で待機児童がいるため、解消のために今後も保育施設の定員数は広がっていくと思われます。