更新:03月29日
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■北海道の保育士の平均年収
厚生労働省が行った「令和2年賃金構造基本統計調査」によると、北海道で働く保育士の平均給与は約317万円です。計算の内訳を詳しくご紹介します。
<北海道>
決まって支出する現金給与額:219,600円
年間賞与その他特別給与額:530,300円
平均年収:3,165,500円
※決まって支出する現金給与額:所得税や社会保険料が引かれる前の金額
※年収=決まって支出する現金給与額×12ヶ月+年間賞与その他特別給付金
同じ調査で公表された全国平均と比較してみましょう。
<全国平均>
決まって支出する現金給与額:249,800円
年間賞与その他特別給与額:747,400円
平均年収:3,745,000円
保育士年収の全国平均は約375万円であるため、北海道の賃金はやや少ないことが分かります。同じ調査では、保育士の勤続年数も公表されており、全国平均は7.7年、北海道は4.8年です。
年収だけの比較では北海道の水準が低く感じますが、平均的な勤続年数の短さも考慮すると、一概に賃金が低いとは言いきれません。
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■北海道の保育士の平均年収
厚生労働省が行った「令和2年賃金構造基本統計調査」によると、北海道で働く保育士の平均給与は約317万円です。計算の内訳を詳しくご紹介します。
※決まって支出する現金給与額:所得税や社会保険料が引かれる前の金額
※年収=決まって支出する現金給与額×12ヶ月+年間賞与その他特別給付金
同じ調査で公表された全国平均と比較してみましょう。
<全国平均>
保育士年収の全国平均は約375万円であるため、北海道の賃金はやや少ないことが分かります。同じ調査では、保育士の勤続年数も公表されており、全国平均は7.7年、北海道は4.8年です。年収だけの比較では北海道の水準が低く感じますが、平均的な勤続年数の短さも考慮すると、一概に賃金が低いとは言いきれません。
平均年収を参考にしつつも、実際の求人情報をよく比較し、よい条件の職場を探してみてくださいね。
■北海道の保育士求人倍率・求人数
厚生労働省が令和4年4月に発表した「保育士の有効求人倍率の推移(全国)」によると、北海道で働く保育士の令和4年4月時点での有効求人倍率は2.10倍です。保育士全国平均の2.92倍と比べると少ない倍率ですね。
しかし、北海道は土地が広大で人口が散らばり、常時多くの保育士が募集されています。東京や大阪、福岡のような大都市に次いで多くの求人がありますので、良い職場と出会うチャンスも十分にあるでしょう。
北海道の保育士支援や取り組み
北海道は保育士確保と離職防止のために、保育士に関連する5つの貸付事業を導入しています。そのうち、保育士自身で申請するものをご紹介します。すべて返還免除となる条件が設定されているので、これから保育士として働く方はチェックしてみてくださいね。
・保育士修学資金貸付事業
保育士の養成学校に通う資金の貸付を行う事業です。最大2年間、上限月額50,000円以内の貸付を利用できます。そのほか入学時と就職時に1回200,000万円までの資金を借りることも可能です。
・未就学児をもつ保育士に対する保育料の一部貸付事業
子育て中に保育士として就職する方向けの事業です。子どもの保育料の半額(上限27,000円)の貸付を最長1年間受けられます。
・未就学児をもつ保育士の子どもの預かり支援事業利用料金の一部貸付
保育士として従事するために預かり支援事業を利用している方は、利用料金の半額(年間上限123,000円)の貸付を最長2年間受けられます。
・保育士就職準備金貸付事業
保育士未経験の方や、離職後1年経過した保育士が、就職時の必要経費の支援を受けられる事業です。札幌市を除く道内の保育施設に従事することを条件に、1人400,000円以内の貸付を受けられます。
■北海道の子育て支援や取り組み
北海道には「せわずき・せわやき隊」という地域のボランティア活動の取り組みがあります。世帯の孤立化や子育ての不安解消を目的とし、保育士資格がなくても登録できる活動です。市町村ごとに登録人数や活動は異なり、支援センターでの見守りや絵本の読み聞かせ、親子イベントの開催など、各団体で特色のあるボランティアを行っています。
■北海道の保育園数
北統計局が令和2年にまとめた資料によると、北海道の保育園数は682ヶ所です。また、認定こども園は445ヶ所(令和3年・総務省)となっています。待機児童の人数は、令和3年7月時点で150人です。北海道では今後も保育施設の定員数アップや開設を進め、利用人数をさらに増やしていくことが予想されます。