保育士試験の勉強方法は?

保育資格の取り方は、現在二通りございます。
(1)大学が専門学校などで必要な単位を取得し、資格を取る方法
まずこちらは、今まさに進路を考えている方にとっては最善の方法だと言えます。
(2)通信教育や参考書などを用いて勉強し、保育士試験に合格して資格を得る方法
一方こちらは既に働いている方や、子育てを経験して保育士を目指したくなった人など、既に「学生」と言う立場から離れた方に向いています。
学校に通って資格を取る方法が一般的に普及しているため、(2)の試験に合格して取得する方法はあまり知られていません。ですが、「保育士になりたい」と思ったのであれば何時でも、何歳でも資格は取ることができるのです。それでは、保育士試験につきまして詳しく説明していきます。
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試験科目について

【筆記試験】
保育原理、教育原理・社会的養護、児童家庭福祉、社会福祉、保育の心理学、子どもの保健、子どもの食と栄養、保育実習理論 これら科目は一度合格すれば受験した年を含め3年間は合格判定が持ち越せます。勉強量を見て、的を絞って受験していくのも一つの手でしょう。
【実技試験】
音楽表現に関する技術、造形表現に関する技術、言語表現に関する技術(うち必ず2分野を選択する) 項目だけ見るとやけに難しく見えますが、簡単に言えば【課題曲の弾き歌い】【指定された場面を絵で表現する】【3分間で童謡をお話する】テストです。全て幼児に向けて、を想定しているため、明るく朗らかか、また幼児が興味を持って楽しめるかどうかを判断されています。
おすすめの勉強の仕方

大手会社から保育専門のところも含め、様々な会社の通信教育講座があります。
・保育士試験を受けようと思ったけど最初は何やればいいのか全然解らなかったんです。でも通信教育だとカリキュラムをあっちが決めてくれるから、自分はそれをやればいいだけ。目標が見えてやり続けられました!(28歳・女性)
・子育てをしながらのお勉強だったので、教材も全部送られてきてDVDやアプリなどの副教材も豊富って言う通信教育は、自分でテキストなどを探す手間も省けて断然楽でした。(32歳・女性)
と言う声も上がるように、トータルでサポートしてくれるのが通信教育のいいところです。担当がついてくれる処もありますので、何でも相談でき、モチベーションを維持しやすいと言うメリットもあります。 費用としては商材の数や想定される期間によってばらばらですが、大凡5万円~と考えるといいでしょう。
【独学】
市販されるテキストを購入し、自分で勉強する。言葉にすると単純ですが、独学で試験に合格する為にはひたすらモチベーションを維持させるのが要になります。
筆記試験の科目は9教科あり、全ての科目で6割以上を取らなければなりません。勿論一度で合格することも可能ですが、合格持ち越し制度を見越して2年、3年掛けてクリアしていく方も少なくありません。ただしその数年間「保育士になりたい」と言う気持ちを持って頑張れるかどうかが合格の分け目になります。一緒に頑張れる友だちや、応援してくれる人をつけましょう。
独学で保育士試験を突破した人に話を聞くと、ほとんどすべての人が「過去問をひたすら解いた」と答えます。幸いテストはマークシート式なので、法令を一字一句間違えずに書け!と言うような細かすぎる問題は出ません。テキストを何周か読み大まかな概要を把握できたら、あとは過去問を繰り返し読んで、問題傾向をつかみ、間違えたところは解きながら覚えていく、と言うのが一番良いようです。 また、県によっては試験の前に事前講座のあるところもありますので、そういったところに参加するのも有効的だと思います。
現在「保育士確保プラン」により、保育士試験の年2回実施や、試験を受けた都道府県でののみ使える「地域限定保育士」(※3年間の勤務により通常の保育士として働ける)など徐々に資格取得までのハードルは下がってきています。学ぶことも多く大変ですが、諦めずに挑戦してみましょう。
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