無資格でも保育園で働ける『保育補助』の役割とは?

今回は、実務経験を積みながら保育士資格の取得を考えている方や、保育現場を体験してみたい方に向けて、保育補助について詳しくご説明します。また、保育士とは異なる「子育て支援員」という資格についてもご紹介しますね。
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保育補助は、保育全般をサポートする仕事
保育園で保育士と同じように働いている保育補助ですが、実際には保育士とは異なる働き方をしています。
■保育補助とは?
保育士との大きな違いは、資格を保有しているか無資格の違いです。保育士の場合は「保育士免許」が必要ですが、保育補助は資格がなくても働けます。
■保育補助の仕事内容
保育補助の職員が担う業務は園によって異なります。具体的には、掃除、洗濯、片づけ、行事の準備などをはじめ、子どもと一緒に遊んだり、寝かしつけやおむつ替え、食事のサポートなど……直接的な保育の仕事もします。
基本的にクラスは持ちませんが、担任と連携を取ってスムーズに運営できるようにサポートします。
また、多くの保育園で導入している早朝保育・延長保育でも保育補助が活躍します。
早朝保育や17時以降の延長保育の際、夏季休暇の場合など、常勤の保育士の数が足りない状況の時に保育補助がサポートを行っています。早朝保育や延長保育をサポートする保育補助は、2時間程度の短時間勤務でも可能としている保育園も多く、比較的働きやすい求人が多いのが特徴です。
保育補助は、保育士と一緒に保育環境を整えるという大切な役割を持ち、柔軟な働き方をしながら子育て支援に貢献しています。
保育補助のメリットと、向いている人とは?
実際に現場で子どもたちと向き合い、保育のサポートを行っている保育補助は、保育士と比べてどのようなメリットがあるのでしょうか。
■保育補助として、保育園で働くメリット
・残業や持ち帰りの仕事が基本的にない。
・クラス担任や行事担当を受け持つことがない。
・週2、週3などの働き方を選べる。
・働く時間帯や短時間勤務の融通がつきやすい。
プライベートや家庭の事情に合わせて働きやすく、行事や担任などの負担がないことが最大のメリットです。
子どもたちとかかわる楽しさややりがいを感じつつ、自分の希望する働き方と両立できます。
保育補助は子育て中の人や扶養範囲内で働きたい人、保育士を目指して勉強している人などに向いていると言えます。短時間の労働を希望している方、保育に興味があり体験してみたい方におすすめです。
しかしメリットが多い一方で、保育補助には慎重になるべき要素もあります。
・シフトなので、収入が安定しない。
・子ども、保護者とかかわる時間が少ない。
安定した収入を得たい方や、子どもや保護者としっかり向き合う時間が欲しい方は、保育士資格を取得し就職するという選択肢が向いている可能性があります。どのような働き方を望むのか、自分自身で確認しておきましょう。
無資格でも「子育て支援員」になれば、保育スキルをアピールできる
子育て支援員とは、保育士資格のない方のスキルアップを目的とした、資格取得支援制度の資格です。
取得するには、国が定めた「基本研修」や「専門研修」を修了し、「修了証書」の交付を受けるひつようがあります。
国家資格ではありませんが、子育て支援員の資格を持つことで、保育や子育て支援の分野で働くために必要なスキルを持っていると証明できます。
研修は各市町村ごとで行い、ほとんどの地域では受講料が無料です。
保育園の補助や、学童保育所などで働きたい方は、子育て支援員の資格をとっておくと未経験の方との差別化ができます。
一度取得すれば全国どこでも有効となるため、保育施設で働きたい方は要チェックです!
保育補助は子育て中の人や、今後保育士を目指している人におすすめ
保育補助の雇用形態は正社員や契約社員もありますが、主にパートやアルバイト、臨時職員がの募集がほとんどです。自分のライフスタイルに合わせて勤務時間や休日を選べるため、幅広い層の人が活躍しています。
需要の高い保育補助は、公立保育園でも私立保育園でも多くの募集が行われています。
資格はなくても保育の仕事に関心がある人はぜひ、保育士専門の求人サイトで「保育補助」をチェックしてみましょう。
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