保育士資格を取得する方法は、次の通りです。

＜保育士資格を取得する方法＞
➀厚生労働省の指定する養成校、その他の施設で必要な単位を取得し卒業する
②独学やスクール、通信教育で勉強し、保育士試験（年2回）に合格する

すでに社会人で異なる職業に就いていたり、子育てをしている人の場合は、自分のペースで勉強できる②の方法が取得しやすいといえます。
養成校へ通うよりも、保育士資格を取得するまでにかかる金額や時間が少ないこともポイントです。

■制度の概要について
保育士試験は、毎年年2回開催しています。全国各地で開催しているので、お住まいの地域にある試験会場で受験しましょう。

筆記試験（8科目）にすべて合格した後に、実技試験にすすみます。どちらも合格することで保育士資格を取得できるという流れです。
筆記試験は、一度にすべて合格しなくても、その年を含めて3年間合格資格を保持します。
次回の受験の際は、残りの科目のみの受験となります。

保育士試験を受ける際は、最終学歴ごとに受験資格が異なることに注意してください。
高卒以上（1991.3までに卒業）なら卒業していれば受験できますが、高卒（1991.3以降の卒業）、中卒の場合は、それぞれ規定に基づいた実務経験が必要です。
詳細は、全国保育士養成協議会のHPなどで確認してみましょう。

■スクールや独学との違い
保育士試験の合格率は約21.6％（H29）と、けして高くありません。
一つひとつの難易度は低くても、出題範囲が広く浅いためです。独学で勉強するという方法もありますが、出題傾向をつかむのが難しく、合格の難易度が高まってしまいます。

働きながら時間の都合をつけ、短い期間での資格取得を目指す方にはスクールや通信講座が人気です。
保育士の資格をサポートする通信講座にはたくさんの種類があるため、じっくりと見比べてみて下さいね。

→通信講座についてはこちら

また、保育園の求人の中には、資格取得制度を設けている保育園があります。
経験を積みながら資格を取得できるので、資格を取得後すぐに保育士として働きたい方におすすめの選択肢です。

保育士資格は、大学や専門学校に通っていなくても取得できます。
しかし、自分で保育士試験を受ける方法にはデメリットもあります。働きながら勉強をする時間を作るのはとても難しいことです。
また、仕事で疲れてしまいなかなか勉強に手が回らない大変さもあるでしょう。養成校に通わずに保育士試験を目指すには、「保育士になりたい」という強い意志が必要です。

少しでも早く現場での経験を積みたい方は、保育園で働きながら資格取得を目指すのがおすすめですよ。
資格取得制度を設けている保育園はもちろん、無資格でも働ける保育園はたくさんあります。

＜保育園で働きながら資格取得をするメリット＞
・現場での経験が筆記試験・実技試験どちらの際にも活きる。
・保育士になりたいというモチベーションを高く保ちながら取り組める。
・資格取得前と後で、転職する必要がない。
資格を取得する前から経験を積み重ねられるのは、その後も大きな強みとなります。

そのほか、資格取得制度を取り入れている保育園では、受験日などの欠勤にも理解があるというメリットもあります。働いている保育園からの応援を受けられるのは心強いですね！

保育boxでは、資格取得制度を取り入れている保育園の求人もご紹介しています。
保育士として働きたい、やる気のある方を保育園もお待ちしていますよ。ぜひ検索してみてくださいね♬

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