面接前に確認しておくことは、一般企業と変わりはありません。

・髪の毛・化粧・ネイル・服装などの身嗜みチェック。
・挨拶と笑顔を心がける。
・ゆっくり、はっきりと話す。
・保育園までのアクセス、移動時間を予想しておく。

大事なことは「清潔感」や「明るい印象」です。社会人としての意識をもって臨みましょう。

ここからは実際に聞かれることの多い質問と、具体的な回答をいくつかご紹介していきます。

■質問1「自己紹介、自己PRをして下さい。」
あなたの長所や、これだけは他人に負けないと言うものはありますか？というような自己PRは、面接での定番の質問です。
面接担当者に続きが気になると思わせられるかがポイント。学生生活での実際のエピソードを用いることで、相手もイメージしやすい具体例になりますよ。
反対に短所を聞かれた場合も、短所のままで終わらせるのではなく、プライベートでは短所になるが、仕事上ではその短所も役に立つといった内容にまとめると良いでしょう。

■質問2「志望動機を教えてください。」
志望している保育園が、自分の考えや目標とどのように関係しているのかを交えつつ話すと良いでしょう。
例えば、保育園の方針や保育内容に対して、「〇〇な部分に共感した」などと具体的に話せると、ぐんと良い印象に繋がりやすくなります。そのためには、保育園のホームページなどのチェックは欠かせません。事前にしっかり確認しておきましょう。

■質問3「どのような保育士になりたいですか？」
保育士としてどのような仕事をしたいのか、その意思と理由を述べ、実現させるために行っていることや、課題なども合わせて答えます。
保育士と言う仕事についてどう思っているか？といった意見を聞かれることもありますが、正解はありません。仕事についてあなたの考え方を正直にお答えくださいね。

■質問4「幼稚園ではなくなぜ保育園なのですか？」
なぜ幼稚園ではなく保育園を選んだのかと聞かれた際には、園の方針や理念など、惹かれた理由を具体的に挙げます。「アットホームな雰囲気」「のびのびとした保育内容」など、幼稚園との違いや、その保育園独自の特徴などを述べながら、選んだ理由を伝えましょう。また、保育実習の時のエピソードなどがあるとより具体性があって好印象です。

■質問5「保育関連で気になったニュースはありますか？」
最近のニュースから気になるものを上げ、自分の想いを正直に伝えてみましょう。
取り上げた話題に解決方法はなくても「この事件に悲しい気持ちになった」「〇〇の政策に賛成です」など、考え方や人柄が伝わればOK。しかし、時事問題について回答をするためには、事前の情報収集が必要です。保育士や保育園に関連する最新ニュースを把握しておきましょう。

「何か質問はありますか？」と聞かれた際のポイント
多くの就活生を悩ませてきたこの逆質問には、より熱意を伝えるためにも事前に用意しておきたいところ。賃金や待遇の事よりも、できるだけ保育内容についての質問を用意しておきましょう。

もし、何も思いつかなければ次の回答を参考にしてみてくださいね。

・「就職前に勉強しておいたほうがいいことはありますか？」と聞く。
・すでに会話のなかに聞きたいことが出てきていたら、「知りたいと思っていた〇〇については、先ほど説明してくださったので、よくわかりました」と答える。
・「ありません」は避ける。

保育園が新卒の保育士に求めているのは、子どもたちと明るく向き合える人柄とコミュニケーション能力です。
難しいことを答えようとする必要はないので、意欲や誠実さが伝わるよう、落ち着いて自分らしく回答してくださいね。

質問に慌てないためには、事前の下準備が欠かせません。保育園についてしっかり調べてから面接に臨んでくださいね。
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