保育士特例制度とは?保育士のメリットについて
保育士資格と幼稚園教諭資格の両方を取るのは大変ですが、通常より両方の資格を取りやすくするための「保育士特例制度」をご存じですか?
近年、待機児童解消の対策として「認定こども園」という新たな施設を目にすることが多くなってきました。子育てにおいて新たな支援制度が進んでいる中、保育の現場でも体制や必要な資格なども変わってきています。
これから保育士として活躍していくために「保育士特例制度」について確認しておきましょう。
近年、待機児童解消の対策として「認定こども園」という新たな施設を目にすることが多くなってきました。子育てにおいて新たな支援制度が進んでいる中、保育の現場でも体制や必要な資格なども変わってきています。
これから保育士として活躍していくために「保育士特例制度」について確認しておきましょう。
希望の条件の職場を簡単検索
保育士特例制度とは?
「保育士特例制度」とは、保育士資格と幼稚園教諭資格のどちらか一方の資格しか持っていない場合、特例として「通常よりも簡易的に資格所得ができる」ようにした制度です。
「幼保特例制度」とも言われるもので、保育士資格と幼稚園教諭資格の両方の資格を持つ「保育教諭」の人材を増やすことを目的にしています。
●背景は「認定こども園」の創設
平成27年に施行された子ども・子育て支援法の一環として、新たに「認定こども園」が創設されました。
「認定こども園」は、正式には「幼保連携認定こども園」といい、保育園と幼稚園の良さを併せ持つ施設です。
「保育士特例制度」は、両方の資格を持つ「保育教諭」の人材を増やして、認定こども園へのスムーズな移行を促進するために、期間限定で特別に設定された制度です。
●認定こども園では両方の資格が必要
認定こども園は、0~5歳を対象に、保護者が働いているかどうかに関わらず預ける事ができます。
これまでは、保育園と幼稚園の基準は別のものとなっていましたが、認定こども園は、「保育」と「教育」を一体的にした施設です。
そのため、働くには原則として「保育士資格」と「幼稚園教諭資格」の両方が必要になります。
「幼保特例制度」とも言われるもので、保育士資格と幼稚園教諭資格の両方の資格を持つ「保育教諭」の人材を増やすことを目的にしています。
●背景は「認定こども園」の創設
平成27年に施行された子ども・子育て支援法の一環として、新たに「認定こども園」が創設されました。
「認定こども園」は、正式には「幼保連携認定こども園」といい、保育園と幼稚園の良さを併せ持つ施設です。
「保育士特例制度」は、両方の資格を持つ「保育教諭」の人材を増やして、認定こども園へのスムーズな移行を促進するために、期間限定で特別に設定された制度です。
●認定こども園では両方の資格が必要
認定こども園は、0~5歳を対象に、保護者が働いているかどうかに関わらず預ける事ができます。
これまでは、保育園と幼稚園の基準は別のものとなっていましたが、認定こども園は、「保育」と「教育」を一体的にした施設です。
そのため、働くには原則として「保育士資格」と「幼稚園教諭資格」の両方が必要になります。
特例期間はいつからいつまで?
特例制度は、平成26年度~平成31年度末までです。試験受験期間は平成32年3月31日で終了予定となっています。
この特別経過措置の期間に両方の資格を取ればよいので、現在、勤務先が認定こども園へ移行するからといってすぐに働けなくなるわけではありません。ただし期限があるため、できるだけ早めに取り組むとよいでしょう。
この特別経過措置の期間に両方の資格を取ればよいので、現在、勤務先が認定こども園へ移行するからといってすぐに働けなくなるわけではありません。ただし期限があるため、できるだけ早めに取り組むとよいでしょう。
特例を受けられる対象者は?
保育士が特例制度を受けるためには、以下2つの条件をクリアする必要があります。
①保育士資格+3年かつ4320時間以上の実務経験
該当施設※において、勤務年数と勤務時間が3年かつ4,320時間以上の実務経験が条件です。これをクリアしていなければ制度を利用できません。
これまでいくつかの保育園や施設で働いていた場合は、それぞれの合計でも可能です。それぞれの施設での実務証明が必要になります。
※該当施設【認定こども園・保育所・幼稚園(特別支援学校幼稚部含む)・公立の認可外保育施設・へき地保育所・幼稚園併設型認可外保育施設・認可外指導監督基準を満たす認可外保育施設(一部対象外)】
②大学で指定の8単位を修得する
上記①の条件を満している方で、大学で指定の8単位を修得することで、幼稚園教諭免許を取得することができます。通信制大学でも単位の修得が可能です。
単位の修得後は、各都道府県にて教育委員会の教育職員検定を受け、合格すれば幼稚園教諭免許状が授与されます。
①保育士資格+3年かつ4320時間以上の実務経験
該当施設※において、勤務年数と勤務時間が3年かつ4,320時間以上の実務経験が条件です。これをクリアしていなければ制度を利用できません。
これまでいくつかの保育園や施設で働いていた場合は、それぞれの合計でも可能です。それぞれの施設での実務証明が必要になります。
※該当施設【認定こども園・保育所・幼稚園(特別支援学校幼稚部含む)・公立の認可外保育施設・へき地保育所・幼稚園併設型認可外保育施設・認可外指導監督基準を満たす認可外保育施設(一部対象外)】
②大学で指定の8単位を修得する
上記①の条件を満している方で、大学で指定の8単位を修得することで、幼稚園教諭免許を取得することができます。通信制大学でも単位の修得が可能です。
単位の修得後は、各都道府県にて教育委員会の教育職員検定を受け、合格すれば幼稚園教諭免許状が授与されます。
保育士として働いていない(潜在保育士)も対象になる?
現在は保育士として働いていなくても、上記①の条件として「保育士資格+3年かつ4320時間以上の実務経験」があれば、特例制度の対象になります。
せっかく保育士資格を持っているなら、この機会にまた活躍することを考えてみてはいかがでしょうか?
せっかく保育士資格を持っているなら、この機会にまた活躍することを考えてみてはいかがでしょうか?
活躍の場を広げるために
保育士と幼稚園教諭はとても貴重な人材です。今後、認定こども園も増えていく傾向にあり、保育士資格と幼稚園教諭免許の両方の資格があることは、就職や転職の際にも強みになり、将来のキャリアアップに繋がるでしょう。
保育士特例制度を利用すると、通常よりも短期間で資格が所得でき、学費の負担も少なくて済みます。
保育士としていずれ幼稚園教諭免許を取りたいと思っていた人は、期間限定の制度なので、この機会に活用してみてはいかがでしょうか?
保育士特例制度を利用すると、通常よりも短期間で資格が所得でき、学費の負担も少なくて済みます。
保育士としていずれ幼稚園教諭免許を取りたいと思っていた人は、期間限定の制度なので、この機会に活用してみてはいかがでしょうか?
※参考
厚生労働省 認定こども園法改正に伴う幼稚園教諭免許状及び保育士資格の取得の特例について
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo3/002/siryo/__icsFiles/afieldfile/2013/05/23/1335251_03.pdf
厚生労働省 認定こども園法改正に伴う幼稚園教諭免許状及び保育士資格の取得の特例について
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo3/002/siryo/__icsFiles/afieldfile/2013/05/23/1335251_03.pdf
【関連記事】
下記の記事も読まれています
希望の条件の職場を簡単検索
保育士求人を探す
北海道・東北
北関東
首都圏
東海
北陸・甲信越
関西
中国・四国
九州・沖縄
保育boxの新着保育士求人