まずは、転職の失敗談からお伝えします。保育士の転職では、どのような失敗が起こりやすいのでしょうか。

■急いで転職したら、思っていたのと違うことばかり(20代・女性)
前の職場は契約職員で、収入が少ないことが悩みでした。年度末、何気なく目に入った『正社員募集』の求人に「今しかない！」と勢いで転職したんです。しかし働いてすぐ、仕事に対して保育士の人数がギリギリなことに気付きました。毎晩の残業に会議、持ち帰りの仕事など、想像以上の負担にびっくり。こんなに大変なら、低賃金でも前の職場の方が良かったと思うほどです。業務内容や職員配置を良く調べずに転職したことを後悔しています。

■転職後も人間関係で悩んでいます。(30代・女性)
転職前の保育園は若手が少なく、違うと思う事があってもベテラン保育士には言いづらく、ずっと我慢してきました。転職時の面接では、保育園内の印象は良く、人間関係がリセットできるような気がしていましたが……。いざ入職してみると、保育士の大半は若手で、新人として入った自分が相談できるような同僚や先輩がいないことに気付きました。事前の見学で職員の年代までしっかり見ておけば良かったです。

次は、転職によって以前よりも条件や働きやすさがうんと向上したパターンをご紹介します。

■人間関係がリセットされ、働きやすくなった。(20代・女性)
前に働いていた保育園は、ギスギスした雰囲気が辛くて転職することにしました。面接時に見た保育士たちが、笑顔で打合せしているのを見て入職を決意。人間関係の悩みはどこに行っても多少はあるだろうと覚悟していましたが、今の職場の先生はみなさんとても良い方です。保育の方針で意見がぶつかることもありますが、思いやりのある伝え方で相談し合えています。人間関係の悩みがないと、こんなに働きやすいのかと驚きです！早く転職すれば良かったと思いました。

■自分に合った保育ができるようになった(30代・女性)
保育士として数年働くと「この行事ではこんなことがしたい」「こんな取り組みを行ってみたい」などと思うようになりました。ですが、今の職場では自由度が少なく、やれることに限界が……。オープニング保育園なら自分らしい保育がで来そうだと感じ、思い切って転職しました。今の職場では、やりたいことを上司に相談すればある程度叶うので、今まで以上に保育にやりがいを感じています！

■生活の変化に合わせて、時間に融通の利く保育園に転職（30代・女性）
新卒のころから同じ保育園で働いていましたが、出産後、短時間勤務へと変更した頃から、職場での居心地が悪くなっていきました。子どもを理由に欠勤しづらいのが嫌で転職することにしたんです。。今の職場は、面接で子育て中であることを伝えたときに、快く受け入れてもらえたのが決め手となり入職しました。今は出勤時間や休み希望に融通か効き、家族との時間が増えたことがうれしいです！子どもがいる自分には、今の働き方が合っていると思います。

今の保育園を辞めて、環境が良くなかったらどうしようと躊躇している方も多いと思います。不安を減らすには「自分が今の職場を辞めたい理由」を一度洗い出してみるのがおすすめです。

人間関係で悩む方は、保育士同士の雰囲気が良い保育園に転職したいですね。また、業務負担を減らしたい方は職員配置が手厚く、行事が多すぎない保育園を選ぶのも手です。転職によって、これまで抱えていた悩みが解消できるのがベスト。そのためには、保育園の様子を事前に確認しておくことがとても大切です。次のような方法の中で、できそうなものを積極的に取り入れてみてくださいね。

・保育園を見学し、雰囲気を直接感じる。
・面接では気になっていることを全て聞いておく。
・求人サイトの詳細やホームページをしっかりと確認する。

自分に合った保育園かどうか事前に確認しておくことで入職後のミスマッチを防げます。保育boxでは、園の雰囲気が伝わる動画や施設画像、先輩のインタビューなども掲載していますよ。保育園や雰囲気や保育士の生の声は、事前にイメージを掴むための大きなヒントとなります。ぜひチェックしてみてくださいね♬

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