保育士の業務負担減!ICT化のメリットとデメリット
最近保育業界でよく聞くようになった「ICT」とは、保育園での業務負担をもっと軽くすることをねらいとした電子化の技術です。しかし職場によって導入状況に差がでてしまっているのが現状です。そもそも、ICT化とはどのような物なのでしょうか。
今回は、ICT化にまだ馴染みがない方に向けて、具体的に何が変化するのか、そしてメリットとデメリットをお伝えします。いま現在働いている方は、自分の保育園ではどう導入していけそうかイメージを膨らませてみてくださいね。また、現在転職活動中の方は職場探しの参考にしてみましょう。
今回は、ICT化にまだ馴染みがない方に向けて、具体的に何が変化するのか、そしてメリットとデメリットをお伝えします。いま現在働いている方は、自分の保育園ではどう導入していけそうかイメージを膨らませてみてくださいね。また、現在転職活動中の方は職場探しの参考にしてみましょう。
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保育士の業務負担減?ICT化とはなに?
「ICT」とは、Information and Communication Technologyを略したもの。さまざまな情報を電子化にまとめ、保育士の負担軽減と、保護者との情報共有を目的としています。
ICT化がされると、例えば次のような業務が変わります。
<ICT化された業務の例>
・緊急連絡・メール一斉配信システム
・登降園管理システム(延長保育料の自動引き落とし/タッチパネルの操作/タイムカードなど)
・保育指導計画作成システム
・体動、午睡センサー
・連絡帳アプリ
・写真共有アプリ
・スケジュール共有アプリ(職員間のシフトが見える化)
・給食費徴収を引き落としに
このように並べてみると「実は自分の保育園でもすでにICT化されていた!」といったような業務もあるのではないでしょうか。主にこれまで手作業だった業務が、通信技術を利用したものに変わってきています。
ICT化がされると、例えば次のような業務が変わります。
<ICT化された業務の例>
・緊急連絡・メール一斉配信システム
・登降園管理システム(延長保育料の自動引き落とし/タッチパネルの操作/タイムカードなど)
・保育指導計画作成システム
・体動、午睡センサー
・連絡帳アプリ
・写真共有アプリ
・スケジュール共有アプリ(職員間のシフトが見える化)
・給食費徴収を引き落としに
このように並べてみると「実は自分の保育園でもすでにICT化されていた!」といったような業務もあるのではないでしょうか。主にこれまで手作業だった業務が、通信技術を利用したものに変わってきています。
導入している保育園はどのくらい?ICT化の現状
実際のところ、どのくらいの保育現場で活用されているのか気になりますよね。
令和元年、厚生労働省が全国の保育園や認定こども園179園にアンケートを取ったところ、回答のあった149園のうち81件、およそ54%の施設が導入していることが分かりました。
アンケートの回答をもとに、実際にICTが導入された業務を見てみましょう。
<ICT化された業務>
ICTを導入している施設では、子どもの生年月日や家族構成などの基本的な情報をまとめた園児台帳の作成や管理に利用している保育園が多いようですね。また、それと連動して指導計画や保育日誌でも利用していることが分かります。
しかし、全体で見るとICTを導入している施設はけして多くはありません。なかなか増えて行かない理由には、次のような理由が考えられます。
令和元年、厚生労働省が全国の保育園や認定こども園179園にアンケートを取ったところ、回答のあった149園のうち81件、およそ54%の施設が導入していることが分かりました。
アンケートの回答をもとに、実際にICTが導入された業務を見てみましょう。
<ICT化された業務>
割合 | |
---|---|
他の機能と連動した園児台帳の作成・管理機能 | 30.9% |
園児台帳と連動した指導計画の作成機能 | 22.1% |
園児台帳や指導計画と連動した保育日誌の作成機能 | 18.1% |
園児台帳と連動した園児の登園及び降園の管理に関する機能 | 33.6% |
保護者との連絡に関する機能 | 32.2% |
その他 | 13.4% |
しかし、全体で見るとICTを導入している施設はけして多くはありません。なかなか増えて行かない理由には、次のような理由が考えられます。
保育園で現在抱えているICT化の課題
保育士の負担軽減になると言われているICT化ですが、いくつか課題もあります。
1つは、導入コスト。新しいシステムを取り入れるには大きなお金が掛かります。まだICT化されたあとの業務に見通しが経たない中で、導入に踏み切れずにいる施設も多いのではないでしょうか。
もう1つは、これまでの業務から変更していくのに時間や手間がかかることです。導入やシステムが定着するためには、職員も新しい業務を覚える必要があります。一時的にでもかえって残業や負担が増えてしまう可能性があるのも課題の1つです。
保育士や保護者のなかには、電子化されたことで苦手意識を増してしまう方もいることでしょう。
このような理由から、ICT化は思うように浸透していないのが現状です。
1つは、導入コスト。新しいシステムを取り入れるには大きなお金が掛かります。まだICT化されたあとの業務に見通しが経たない中で、導入に踏み切れずにいる施設も多いのではないでしょうか。
もう1つは、これまでの業務から変更していくのに時間や手間がかかることです。導入やシステムが定着するためには、職員も新しい業務を覚える必要があります。一時的にでもかえって残業や負担が増えてしまう可能性があるのも課題の1つです。
保育士や保護者のなかには、電子化されたことで苦手意識を増してしまう方もいることでしょう。
このような理由から、ICT化は思うように浸透していないのが現状です。
ICT化補助金制度とは
ICTをより浸透させるために、国は補助金の制度も導入しており、利用に向けた流れを促進しています。
資金面の不安は、この補助金の利用で解決できる可能性がありますね。
参考:厚生労働省子ども家庭局保育課「令和3年度 保育関係予算概算要求の概要」
保育の周辺業務や補助業務(保育に関する計画・記録や保護者との連絡、子どもの登降園管理等の業務)のために、ICT等を活用した業務システムを導入する場合に適用されます。
また、外国人の子どもの保護者とのやりとりに、通訳や翻訳の機器を購入した場合も対象です。いずれも、かかった費用の一部に補助がもらえます。
<補助金の上限>
業務のICT化等を行うためのシステム導入 1施設当たり 100万円
翻訳機等の購入 1施設当たり 15万円
その他に、認可外保育施設や病児保育事業、都道府県が実施する研修にオンライン参加する際の費用、保育士試験の手続きや登録申請をオンラインでするためのシステム改修費用もこの事業の補助項目にあてはまっています。
資金面の不安は、この補助金の利用で解決できる可能性がありますね。
参考:厚生労働省子ども家庭局保育課「令和3年度 保育関係予算概算要求の概要」
保育の周辺業務や補助業務(保育に関する計画・記録や保護者との連絡、子どもの登降園管理等の業務)のために、ICT等を活用した業務システムを導入する場合に適用されます。
また、外国人の子どもの保護者とのやりとりに、通訳や翻訳の機器を購入した場合も対象です。いずれも、かかった費用の一部に補助がもらえます。
<補助金の上限>
業務のICT化等を行うためのシステム導入 1施設当たり 100万円
翻訳機等の購入 1施設当たり 15万円
その他に、認可外保育施設や病児保育事業、都道府県が実施する研修にオンライン参加する際の費用、保育士試験の手続きや登録申請をオンラインでするためのシステム改修費用もこの事業の補助項目にあてはまっています。
ICT化のメリット・デメリット
ICTが導入されると、どのようなメリットやデメリットがあるのでしょうか。保育士に起こる変化について見てみましょう。
<メリット>
・業務負担が軽減する。
・子どもと向き合う時間が増える。
・保護者や職員同士のコミュニケーションが円滑になる。
システムが定着するまでの大変さはありますが、その後の負担軽減が最大のメリットです。また、職員間で同じデータを共有したり、保護者との連絡もスムーズになることで、コミュニケーションが取りやすくなるのも良さの1つです。
<デメリット>
慣れるまでに時間がかかる、使いこなせない可能性がある。
ネットワーク環境に左右される。
端末の準備が必要になる。
保護者がシステムを使いこなせない。
デメリットはやはり、ICTの業務にすぐに対応できない点が挙げられます。また、職場のネットワーク環境によっては、業務に支障が出る可能性もあるでしょう。
しかし、デメリットをうまく解消した保育園では、業務時間の改善も見られています。これから就職をする方なら、ICTを有効活用している保育園だとより望ましいですね。
少しずつではありますが、ICT化を導入する保育園は増えてきています。
「最大限子どもと向き合いたい」「事務作業は効率的に行いたい」と思っている方であれば、積極的にICT化している保育園を探してみるのがおすすめです。
保育boxではICT化を取り入れている保育園も多く掲載しています。面接の際の質問などで事前チェックをし、希望に合った職場を探してみてくださいね♬
<メリット>
・業務負担が軽減する。
・子どもと向き合う時間が増える。
・保護者や職員同士のコミュニケーションが円滑になる。
システムが定着するまでの大変さはありますが、その後の負担軽減が最大のメリットです。また、職員間で同じデータを共有したり、保護者との連絡もスムーズになることで、コミュニケーションが取りやすくなるのも良さの1つです。
<デメリット>
慣れるまでに時間がかかる、使いこなせない可能性がある。
ネットワーク環境に左右される。
端末の準備が必要になる。
保護者がシステムを使いこなせない。
デメリットはやはり、ICTの業務にすぐに対応できない点が挙げられます。また、職場のネットワーク環境によっては、業務に支障が出る可能性もあるでしょう。
しかし、デメリットをうまく解消した保育園では、業務時間の改善も見られています。これから就職をする方なら、ICTを有効活用している保育園だとより望ましいですね。
少しずつではありますが、ICT化を導入する保育園は増えてきています。
「最大限子どもと向き合いたい」「事務作業は効率的に行いたい」と思っている方であれば、積極的にICT化している保育園を探してみるのがおすすめです。
保育boxではICT化を取り入れている保育園も多く掲載しています。面接の際の質問などで事前チェックをし、希望に合った職場を探してみてくださいね♬
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