保育園の子どもにおすすめのうた紹介!選び方から指導のコツまで
保育現場では、子どもたちは毎日のようにうたに触れますよね!保育に欠かせない取り組みだからこそ、「どんなうたが好きかな?」「どんな指導方法で伝えようかな?」と改めて悩むことも多いのではないでしょうか。
今回は、保育で指導するうたの選び方や、子どもたちへの伝え方についてご紹介します。うたは保育園の行事や保護者にも披露する機会も多いので、指導のコツを掴んでおくと保育士のキャリアの中でずっと役立つスキルになりますよ!ぜひ取り組んでみて下さいね♬
今回は、保育で指導するうたの選び方や、子どもたちへの伝え方についてご紹介します。うたは保育園の行事や保護者にも披露する機会も多いので、指導のコツを掴んでおくと保育士のキャリアの中でずっと役立つスキルになりますよ!ぜひ取り組んでみて下さいね♬
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子どもにとって「うた」とは?
厚生労働省が発表している「保育所保育指針」の中で、うたを含む音楽は「表現」の項目にまとめられています。うたや音楽に触れることで季節や風景など、さまざまなことへの想像力を高め、自己表現を学ぶことが大きなねらいです。
具体的には、次のようなことがあげられます。
・耳で音を感じ、実際に発声することで音感を鍛える
・うたに合わせて体を動かすリズム感を育てる
・腹式呼吸による運動能力を高める
・うたを通して季節や動物について知る
・保育士やお友だちと一緒に歌う楽しさや、表現の経験を共有する
うたの取り組みで子どもたちは音楽を楽しみ、運動能力やコミュニケーション力を学んでいきます。そのような成長を促すため、保育士には子どもに適したうた選びや、伝え方のスキルが必要です。
うた選びのポイントと指導のコツ
子ども向けのうたは数多くあるので、どの曲を選べばいいのか困りますよね。特に保育実習生や経験の浅い保育士の多くが、うた選びに頭を悩ませているのではないでしょうか。
うた選びにおすすめのポイントと、実際に子どもたちに伝える時の進め方の例をご紹介します♬
うた選びのポイントは「興味を引く明るいメロディ」
選曲に困ったら、次のポイントを意識してみましょう。
・リズムテンポの良い曲
・明るいイメージの曲
・歌詞の内容から映像がイメージしやすい曲
・フレーズを繰り返すキャッチ―な曲
歌い方や音程の前に、まずは子どもたちに興味を持ってもらいたいですね!思わず口ずさみたくなるような曲を選ぶことが大切です。
卒園式や劇の最後などで歌う場合は、例にあげたポイントとはまた違った雰囲気の曲を選ぶ必要も出てくるでしょう。その際は、シーンやイメージに近い曲を選ぶようにしてみて下さいね。
指導のコツは「子どもの楽しさをキープすること」
うたの指導で多い悩みは「飽きてしまう」「歌詞が覚えられない」などではないでしょうか。
いくら選んだ曲が良くても、うたの最中に子どもの興味がそれてしまったり、難しいと感じてしまっては楽しさを最大限に引き出せません。
音程や、歌い方など技術的な指導ももちろん大切ですが、まず初めに保育士が意識したいのが「子どもの楽しさをキープすること」。
そのためには、単調な練習やただの繰り返しにならないように指導内容を工夫する必要があります。
例として、次のようなアイディアがあげられます。
・部屋に貼りだす歌詞に、うたに関する絵を書きイメージを膨らませる
・サビ前とサビ後に分ける、1フレーズずつなど、小分けに伝える
・うたに合わせた簡単な手ぶり、足踏みを入れる
・他のクラスのお友だちに聞いてもらう
・録音し、自分達で聞いてみる
また、保育士自身の姿が子どもにとっての憧れや見本となります。
・子どもたちの前で歌うときは大きくハッキリと発声する
・楽しそうな笑顔を見せる
ピアノ伴奏が苦手な保育士は、無理せずCDを使うことでうたに注力するのも選択肢の1つです。自分に合った方法を取り入れてみて下さいね!
曲選びに迷った時のおすすめ
ここからは、年齢ごとにおすすめな曲をいくつかご紹介します。
※引用元:ひまわり [童謡・唱歌・日本のうた]
0~1歳児におすすめの曲
■おつかいありさん
■おはなしゆびさん
0~1歳児では、「あり」や「ぱぱ」など単語ですぐにイメージが繋がるような曲がおすすめです。緩やかな動きでも曲に付いていけるような、ゆったりとしたテンポの曲でも良いですね。
■ばすごっこ
■おもちゃのチャチャチャ
動きを付ける場合は、特徴的で分かりやすい動きを入れると良いでしょう。運転のハンドルの真似や、「チャチャチャ」という音に合わせるなど、子どもたちが覚えやすいタイミングと動作がポイントです!
3~5歳児におすすめの曲
■あめふりくまのこ
■にじ
想像力が成長してきている3歳以上になると、風景や短いストーリーをイメージできるような曲がおすすめです。
また、季節感に合わせた曲を選ぶとより実生活と結びつきやすくなりますね。例にあげた「あめふりくまのこ」「にじ」は梅雨の時期などにぴったりです。
■せかいじゅうのこどもたちが
■さよならぼくたちのほいくえん
お友だちと歌う楽しさや、思いやりを学べるうたもたくさんあります♬
一緒に過ごす時間や出来事にスポットあて、子どもたちと一緒に保育園生活を振り返る活動にも繋げられますね!
■おはようクレヨン
■あいうえおはよう
うたを通して身近な物の名前や、挨拶について学ぶ曲もおすすめです。楽しい経験を通して生活に必要な知識を覚えることが出来ます。耳に残りやすいフレーズで子どもたちも自然と歌いだしそうですね♬
子どもの興味に合わせて楽しく取り組もう!
選ぶ時も指導時も、大切なのは子どもの興味に合わせることです。子どもが歌いたくなる曲を意識してうた選び、指導を考えてみましょう。
うたやピアノが苦手でも、大丈夫です♬保育士の楽しそうな姿が一番の見本となります。一緒に楽しむことからスタートしてみて下さいね!
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