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【2歳児の運動遊び】繰り返し遊べるおすすめアイディア

子どもの成長において、運動機能の発達はとても重要です。体を動かし、さまざまな姿勢や力のコントロールを行うことは、体を丈夫にするだけでなく、心や脳にも良い影響を与えると言われています。しかし、近年では子どもが自発的に体を動かす機会が減ってきました。運動機能を高め、心身ともに健康に成長していくためにも、保育現場でも運動遊びに力を入れていきたいですね。

2歳児クラスの保育では、どのような運動遊びを取り入れるといいのでしょうか。子どもたちにも人気が高く、繰り返し遊べるアイディアをいくつかご紹介します!

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2歳児の運動発達と運動遊びのねらい

2歳児になると、お友だちへの興味が高まっていきます。大人から誘いかけられるだけでなく、自分からお友だちの真似をしたり、一緒に行動する姿がみられるでしょう。自己主張も強まるので「自分でやりたい」という欲求も増える時期です。子どものやりたい気持ちを尊重しながら、さりげない援助を心がけてくださいね。

■2歳児の運動発達
・ボールを蹴る。
・ジャンプをする。
・グルグルと曲線を描く。
・階段を上り下りする。
・穴にひもを通す。
・リズムに乗って体を動かし、踊りや体操が出来る。

■2歳児の運動遊びのねらい
・保育士やお友だちの遊びに興味を持ち、真似をしながら向かう。
・いろいろな体の使い方を楽しむ。
・「もう一回やりたい」という気持ちを感じる。
・楽しい遊びに誘われながら何度も繰り返す。
・できた時のうれしさを感じる。

2歳児は多くの子どもが大人やお友だちなど、他者の存在や行動に興味を持ち始めます。初めは興味がなくても、楽しそうな雰囲気につられて遊びだせることも増えていくでしょう。遊び始める前に、大人が見本を見せることで楽しさや遊び方が伝わりやすくなります。自分でできたことを褒めながら、自立に向けたさりげない援助を心がけてくださいね。

2歳児についての詳しい記事はこちら

2歳児におすすめの運動遊び

2歳児の運動発達にぴったりな運動遊びのアイディアをご紹介します。

しっぽ取りゲーム
2歳児になると簡単なルールのあるゲームを楽しめるようになります。しっぽ取りは、大人の背中やウエストゴムにはさんだタオルや長方形の紙を、子どもが追いかけ引き抜く遊びです。ただ走るのではなく、目標に向かって取り組めるのがメリット。

<遊びのポイント>
・スピードに緩急をつけ、わくわく感を高める。
・屋外の広々とした場所で遊ぶのがおすすめ。
・しっぽが取られたときは、子どもたちをしっかりと褒め、うれしい気持ちに繋げる。

走る遊びは全身運動になり、体力アップも期待できます。子ども同士が夢中になりすぎてぶつからないよう、逃げている最中も後ろの様子をよく確認しながら遊びましょう。

リズム運動
リズム遊びとは、音楽に合わせて体や手足を動かす遊びです。手遊びのようなものから、走ったり全身を動かしたりと、全身運動も行えます。

<遊び方>
・音楽に合わせてジャンプ。
・ピアノを止めるタイミングで動きを止める。
・決まったタイミングで手を叩く。
・ごろごろと転がる。

ただ体を動かすのではなく、音楽に合わせて体を動かすことで、楽しみながら自然と体を動かせますね。全身運動が苦手な子どもが多ければ、保育室の中で手遊びなどを多く取り入れてみましょう。音楽に合わせて動く楽しさへ、少しずつ繋げられると良いですね。

大型ブロック
保育園では定番の大型ブロック。この遊具にも、体の機能を高める意図や遊び方があります。形を自由に変えられる大型ブロックは、遊び方も自由自在です。やわらかく、それでいてしっかりした素材を選び、子どもたちとの遊びに活用してみてくださいね。

<遊び方>
・積み木のように、持ち上げて重ねる。
・両手で持ち、移動する。
・飛び石のように上を渡り歩く。
・平均台にして遊ぶ。
大型ブロックはある程度の重さがあるので、持ち上げるだけでもさまざまな筋肉を使います。並べたり積み上げたりなど、積み木として遊びながら体を動かすことができますよ。

指先を使う遊び
2歳児では、指先を使う遊びも少しずつ遊びの幅が広がっていきます。全身を使う遊びと同じように、手先も器用になってくると自分の思うような操作ができるようになるので、集中できる時間が伸び、達成感も感じやすくなります。

<指先遊びの例>
・ひも通し(誤飲の危険のない、大きめなパーツで行うのがおすすめ)
・のり付けを指で行う。
・なぐり書き。
・折り紙や新聞紙をちぎる。

運動遊びのアイディアを探すポイント

「どんな遊びをしようか悩む……」「子どもたちが遊びに飽きてしまった」などと遊びに悩んだ際も、体を使って遊べるアイディアを常にいくつか持っておきたいですよね。

最近では、インターネットや本でも運動遊びが紹介されることが多くなってきています。おすすめの年齢やねらいも解説されているものもあるので、子どもの何を伸ばしたいのか意図をもって保育しやすいのがメリットです。ねらいを持って遊びを選べると週案や月案にも活用できますね。

2歳児では、その他に次のような工夫をしてみるのがおすすめです。

・ダンボールやマット、ビニール袋、新聞紙など身近なものを活用する。
・子どもが遊具に慣れるまで、ゆったりと時間をかけて遊ぶ。
・真似をしたくなるよう、楽しそうな雰囲気で見本を見せる。
・簡単なやり取りが出来る遊びを取り入れ、保育士と楽しさを共有する。

自己主張が強まり、やりたい気持ちもはっきりと意思表示するようになる2歳児。やってみたい気持ちを尊重しながら「楽しい」「うれしい」という経験をたくさん重ねてくださいね♬

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