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【3歳児の運動遊び】繰り返し遊べるおすすめアイディア

子どもの成長において、運動機能の発達はとても重要です。体を動かし、さまざまな姿勢や力のコントロールを行うことは、体を丈夫にするだけでなく、心や脳にも良い影響を与えると言われています。しかし、近年では子どもが自発的に体を動かす機会が減ってきました。運動機能を高め、心身ともに健康に成長していくためにも、保育現場でも運動遊びに力を入れていきたいですね。

3歳児クラスの保育では、どのような運動遊びを取り入れると良いのでしょうか。出来たときの達成感が得られる遊びや、繰り返したくなる遊びをご紹介します。

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3歳児の運動発達と運動遊びのねらい

3歳児の子どもは、運動や日常生活を送るための基本的な動作を身につけています。「体をこう動かすとこうなる」といった動作のイメージも持てるようになるので、2歳児のころと比べ、身体のコントロールを必要とする動作も上手になっていくでしょう。

「出来た」という達成感が、遊びを繰り返す原動力になります。子どもの運動能力に合わせ、さりげない援助を心掛けてくださいね。

■3歳児の運動発達
・1人で目標に向かって走る
・ボールを蹴って、前に飛ばす。
・ねらいを定めてボールを投げる。
・少し高い場所からジャンプする。
・全身の力で重たいものを押して進む/引っ張る
・前転をする。
・鉄棒に短い時間ぶら下がる。
・障害をまたいで乗り越える。
・リズムに合わせて、手足を動かす。

■3歳児の運動遊びのねらい
・簡単なルールや身体の使い方を意識して遊びに向かう。
・お友だちと一緒に体を動かすことを楽しく思う。
・「もう一回やりたい」と感じた遊びを自分から繰り返す。
・できたことは大人にしっかりと褒められ、達成感を感じる。
・全体重を掛けたり、指先を意識したりと、遊びに合わせた体の使い方を意識する。

3歳児クラスになると、ダイナミックな運動遊びが増え、体の動かし方もより複雑な動きが求められるようになります。運動遊びが苦手な子には、その不安感に寄り添い、小さなステップから用意するのがおすすめです。少しずつ自信をつけ「できた!」という達成感に繋げていきましょう。

3歳児についての詳しい記事はこちら

3歳児におすすめの運動遊び

運動遊びを室内と室外に分け、それぞれおすすめをご紹介します。

室内でできる運動遊び
室内でできる運動遊びは季節や天気に関係なく遊べるので、とっさのタイミングなどでも活用できます。

■だるまさんがころんだ
「だるまさんがころんだ」は、鬼役のタイミングに合わせて前進する遊びです。耳や目でタイミングを計りとっさに動きを止めるためには、身体のあちこちへ意識を向けなくてはなりません。道具を必要としないので、場所や時間を選ばず遊びやすい点がおすすめです。

■新聞紙遊び
大量の新聞に子どもたちが大喜びする新聞紙遊び。プールに新聞を溜め込む遊びも人気がありますが、3歳児になると新聞紙を剣やマントなどに変形させ、子ども独自の楽しみ方が広がっていくでしょう。片付けでは、子ども対大人で競争にしてしまうのも盛り上がりますよ♬

■サーキット遊び
3歳児になると複数の遊具を組み合わせ、スタートとゴールが決まっているような形も楽しめるようになります。おすすめははしごや平均台渡り、ジャンプ台、でんぐり返しなどです。2歳児と比べ遊具への興味や関心は高まっているものの、踏み外したりバランスを崩すような姿もみられるので、ケガには十分注意しましょう。

■風船遊び
ふわふわと不規則な動きをする風船は、子どもに人気のある遊びです。キャッチボールのようにやり取りしたり、床に付かないよう浮かせ続けたりと、風船1つで遊び方に応用が効くのもおすすめポイントです。

屋外でできる運動遊び
屋外での運動遊びは、広い範囲を活かしたダイナミックな活動ができる点が魅力です。

■けんけんぱ
チョークやフラフープを用いて、跳ぶ場所を示します。決まった場所に着地できるよう、跳び方や距離のコントロールが必要です。片足飛びが難しいようなら、両足飛びでも良いですね。

■プール遊び
水の抵抗を受けながら体を動かすのは、いつも以上の筋力や体力を必要とします。また、水の温度や浮力など、普段では感じられない感覚遊びにもなるでしょう。水に怖さや苦手さのある子どもには、ペットボトルやボールなどを用意し、おもちゃを使って水遊びへと誘いかけていけると良いですね。

■鬼ごっこ
逃げたり追いかけたりしながら、全身の運動機能を高められます。片足ずつ動くバランス能力や、相手を見ながら方向やスピードを変化させるといったような、状況に合わせた体の使い方を学べます。

■公園の遊具
近所の公園や園庭には、子どもたちの運動発達を促す遊具がたくさんあります。公園によって、ブランコやジャングルジム、鉄棒、すべり台など、違った遊具を楽しめるのも良いですね。初めは1人では遊べないような難しい遊具も、体の使い方や遊び方を覚え、徐々に成長していく変化を感じられるでしょう。

運動遊びのアイディアを探すポイント

「どんな遊びをしようか悩む……」「子どもたちが遊びに飽きてしまった」などと遊びに悩んだ際も、体を使って遊べるアイディアを常にいくつか持っておきたいですよね。

最近では、インターネットや本でも運動遊びが紹介されることが多くなってきています。おすすめの年齢やねらいも解説されているものもあるので、子どもの何を伸ばしたいのか意図をもって保育しやすいのがメリットです。ねらいを持って遊びを選べると週案や月案にも活用できますね。

3歳児では、その他に次のような工夫をしてみるのがおすすめです。

・ダンボールやマット、ビニール袋、新聞紙など身近なものを活用する。
・子どもが遊具に慣れるまで、ゆったりと時間をかけて遊ぶ。
・真似をしたくなるよう、楽しそうな雰囲気で見本を見せる。
・簡単なやり取りが出来る遊びを取り入れ、保育士と楽しさを共有する。

お友だちと一緒に遊ぶことが楽しくなり、簡単なルール遊びもできるようになる3歳児。できたことやうれしい気持ちを周りと共有できるよう、複数人で楽しめる遊びを提供してみましょう。

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