【5歳児の運動遊び】繰り返し遊べるおすすめアイディア

5歳児クラスの保育では、どのような運動遊びを取り入れると良いのでしょうか。出来たときの達成感が得られる遊びや、繰り返したくなる遊びをご紹介します。
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5歳児の運動発達と運動遊びのねらい
複雑な運動が出来るようになってくる5歳児。動きを複数組み合わせた動き(走ってきてボールをける・歌いながら踊るなど)姿も見られることでしょう。主体性も高まっているので、うまくいかないことでも自分で調節したり、別の方法を取り入れたりしながら目標に向かっていきます。適度な目標やゴールを設定することで意欲や関心がより高まるので、頑張る気持ちが継続するよう、声掛けやサポートを行いましょう。
■5歳児の運動発達
・大人のように腕を振り、一定の距離を走りきる。
・縄跳びを自分で回しながら跳べる子どもが増える。
・はさみで曲線を切ることができる。
・テーマからイメージした絵を描ける。
・数分の曲の振り付けを覚え、自分で踊れる。
・鉄棒にぶら下がったり、前回りができる。
・高い場所からジャンプし、着地ができる。
・折り紙やあやとりが上手になる。
■5歳児の運動遊びのねらい
・お友だちと競い合ったり、協力しながら遊ぶ。
・掲げた目標を達成し、自信や満足感を高めていく。
・大胆な動かし方から、慎重な動きまで、さまざまな使い方を意識する。
・どうやったらうまくいくのか、体の使い方を工夫する。
・繰り返し練習し、上達の過程を実感する。
5歳児クラスでは、お友だちとの関わりも深まっていきます。運動遊びの場面でも、協力したり、分担したりとお互いに相談しながら目標に向かっていくでしょう。楽しい遊びは満足するまで何度も遊びつくし、充足感へと繋げてくださいね♬
5歳児におすすめの運動遊び
運動遊びを室内と室外に分け、それぞれおすすめをご紹介します。
室内でできる運動遊び
室内でできる運動遊びは季節や天気に関係なく遊べるので、とっさのタイミングなどでも活用できます。もちろん、天気の良い日は屋外で遊ぶのもおすすめです。
■マット運動
前転や後転など、普段では行わないような姿勢や回転、体の使い方ができる活動です。体の動きのコツを少しずつ掴み、上達していく過程を自分で感じやすい遊びでもあります。大人が足を持ち、逆立ちするのもおすすめ。思わぬ方向へ体が傾くこともあるので、敷くマットは余裕のある大きめを用意し、安全性には十分注意しましょう。
■縄跳び
自分で跳ぶ縄跳びは、回しながらジャンプするという、2つの運動を同時に行う必要があります。複数の運動が苦手な子には、大人が回すところから経験を積み重ねていきましょう。何人かで一緒に跳ぶ大縄もおすすめです。跳べた回数を表にするなどして、「次はもっと多く跳びたい」という気持ちを引き出してみてくださいね。
■キャタピラリレー
筒状のダンボールのなかに入り、四つん這いになって前に進む遊びです。目の前のダンボールを押しながら四つん這いで進むのはかなりの体力を使いますよね。前方が見えない状況で腕や足だけでなく、お腹の中心にも力を込めて進む必要があります。グループ分けをしてリレー方式にすると大盛り上がり間違いなしです。
■カプラブロック
木製の薄いブロックを使い、形を作ったり積み上げたりする遊びです。お友だちと一緒に遊ぶ姿が増えてくると、カプラブロックも共同で大きなものを作れるようになります。高さのあるものになると、バランスを崩さないよう、丁寧に置いていかなければいけません。慎重な体の使い方が求められます。
屋外でできる運動遊び
屋外での運動遊びは、広い範囲を活かしたダイナミックな活動ができる点が魅力です。
■棒登り
垂直に立てた棒を登っていく遊びです。足の裏で棒をしっかりとおさえ、腕で体を引き上げていきます。登っていくと高さも出るので、怖いと感じる子どももいるかもしれません。運動会の競技のように継続的な取り組みにする場合は、タンバリンや鈴、テープなどで印を付け、目標とする位置を分かりやすくするのがおすすめです。お友だち同士で応援できて、出来たときの達成感を感じられる運動です。
■鬼ごっこ
5歳児の鬼ごっこは子どもも全力疾走するので白熱する遊びとなります。氷鬼や色鬼、手つなぎ鬼など、ルールや鬼の人数は臨機応変に展開していきましょう。道具を使わないので、散歩先の公園でも遊べます。子どもたちが満足するまで広い敷地を思う存分走ってみてくださいね。
■プール
水の抵抗を受けながら、走ったり潜ったりと全身を使った遊びができる夏の定番遊びです。ボールを散らして集めるゲームや浮かべたフラフープに下から顔を出す遊びなど、ゲーム要素も盛り上がります。お風呂や水たまりではできないような、ダイナミックな動きを積極的に取り入れてみましょう。
■サッカー
5歳児になると、狙ったところに向けて蹴ったり、走りながらボールの場所を確認できるようになります。子ども同士でパスをしたり、ゴールすることもできるようになるでしょう。実際に勝敗の付くゲーム形式にするときは、初めは数人の子ども対大人でやってみるのがおすすめです。買ったり負けたりを繰り返しながら、お友だちと一緒に運動する楽しさへと繋げていきましょう。
運動遊びのアイディアを探すポイント
「どんな遊びをしようか悩む……」「子どもたちが遊びに飽きてしまった」などと遊びに悩んだ際も、体を使って遊べるアイディアを常にいくつか持っておきたいですよね。
最近では、インターネットや本でも運動遊びが紹介されることが多くなってきています。おすすめの年齢やねらいも解説されているものもあるので、子どもの何を伸ばしたいのか意図をもって保育しやすいのがメリットです。ねらいを持って遊びを選べると週案や月案にも活用できますね。
5歳児では、その他に次のような工夫をしてみるのがおすすめです。
・ダンボールやマット、ビニール袋、新聞紙など身近なものを活用する。
・真似をしたくなるよう、楽しそうな雰囲気で見本を見せる。
・簡単なルールのある遊びで、勝ちや負けの経験へと繋げる。
・メダルやごほうびシールなどを用いて、視覚的に達成感を感じやすくする。
運動能力に個人差はあるものの、複雑な動きも出来るようになってきた5歳児。お友だちと協力するような遊びや目標を作ると、意欲が高まり、達成したときの充実感へと繋がっていきます。その日だけで終わらず、工夫しながら継続的に取り組み、遊びを深めていきましょう。
小学校入学を控え、人との関わりや社会性をどう伸ばしていくかも大切です。運動遊びにも、お友だちとの関わりや相談する機会を積極的に取り入れ、一緒に遊ぶ楽しさを高めていけるといいですね。
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