保育士は有給休暇が取れない?休みやすい保育園の特徴とは
みなさんは有給休暇をどのぐらい取得していますか?いくら毎年有給休暇をもらっていても、実際に取得できなければ溜まっていく一方ですよね。休みたいときに休めない状況が続くのは、心身ともに負担が大きくなります。心置きなく取得できる保育園にはどのような特徴があるのでしょうか。
今回は、保育士の有給休暇の取得率や、有給を取得しやすくなる方法についてお伝えしていきます。
今回は、保育士の有給休暇の取得率や、有給を取得しやすくなる方法についてお伝えしていきます。
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保育士の有給休暇取得率
有給休暇は以前より取得率の低さが問題となっており、より労働者が休みやすくなるよう労働基準法が改正されました。
2019年4月から、年10日以上の有給休暇がもらえる労働者には、そのうち5日間について、使用者が指定した時期の取得が義務付けられています。
現在の取得率は、次のようになっています。
<令和2年就労条件総合調査 結果>
<保育士の施設別の平均有給取得日数>
全体的に見てみると、30%以上の方が、有給休暇を年6日以下しか取得できていません。
一方、医療・福祉系の会社が、年に付与されている平均有給休暇日数は年間16.7日(令和元年)です。
もらっている有給休暇を取得しきれていない方が多いことが分かりますね。
平均取得日数/年 | 取得率 | |
---|---|---|
全国 | 10.1日 | 56.3% |
医療・福祉 | 8.9日 | 53.4% |
取得日数/年 | 2日以内 | 3~6日/年 | 7~9日/年 | 10~15日/年 | 21日以上 |
---|---|---|---|---|---|
全体 | 2.9% | 31.3% | 28.8% | 25.3% | 6.8% |
認可保育園 | 2.7% | 31.3% | 28.8% | 25.2% | 7.1% |
幼保連携型認定こども園 | 4.1% | 28.8% | 33.1% | 24.7% | 4.7% |
保育所型こども園 | 1.7% | 31.6% | 23.9% | 30.8% | 3.4% |
小規模保育事業 | 1.4% | 25.0% | 17.9% | 28.6% | 3.6% |
保育士が有給休暇を取りづらい理由
有給休暇を取得しづらい理由には、同僚に気兼ねするなどさまざまな理由が考えられます。保育士の場合には、どのような原因が考えられるのでしょうか。
・慢性的な保育士不足で、替わりがいない。
・業務が忙しく、休むタイミングを見つけられない。
・取得システムが曖昧で分かりにくい。
・自分だけ休むことに負い目を感じる職場内の雰囲気。
保育士が有給休暇を使って休みにくい理由には、人手不足や職員同士でサポートしにくい環境が考えられます。
しかし、休みたい気持ちを我慢して無理に働き続けることは、心身共にリフレッシュ出来ず、辞めたいと思う原因になる可能性も。心地よく働き続けるためにも、気を遣わずに取得できることが望ましいですね。
有給休暇を取りやすくするための方法
有給休暇を取得するために、いま働いている職場を変えずにできる方法をご紹介します。
・周りの人と協力しあい、休む日をずらす。
・長期休みの前後などの比較的取りやすいタイミングを狙う。
・抱える仕事が少ない時期を狙う。
・できるだけ早めに希望日を伝える。
このような意識で、休みやすい日を自分から生み出すことは可能です。詳しくはこちらの記事でもご紹介しています。
しかし、やはり、周りの職員との連携は必要不可欠。保育園全体でなんとなく有給が取りにくい雰囲気である場合や、周りの協力を得ずらい場合には、別の環境を探すことを視野に入れてもいいかもしれませんね。
有給休暇が取りやすい保育園の探し方
多くの人が取れないと感じている有給休暇ですが、なかにはしっかりと休暇に配慮がされている保育園もたくさん存在しますよ。
そのような保育園には、次のような傾向が見られます。
・取得方法がシステム化されている
(「最低〇日は取得しましょう」といった社内ルールがある、など)
・常に人手不足ではなく、時期によっては休みやすい
・一人当たりの業務が少ないので、休んだ時に誰かに負担をかけない
いま働いている保育園で有給の取得が難しい場合、職員の有給に配慮が行き届いた保育園への転職も手です。
休みやすい保育園というのは、同時に働きやすい保育園とも言えます。
転職の際は、面接までの下調べや質問を活かしてより良い環境の保育園への就職を目指してみてくださいね♬
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