子どもの預かり時間が長い保育士は、保育以外の仕事が勤務時間外になることもしばしば。そしてそのままやむを得ず、仕事を持ち帰ってしまいがちです。保育士はいつもどのような仕事内容を抱えているのでしょうか。

保育士が持ち帰っている仕事内容
保育士が持ち帰っている仕事は、種類ごとに大きく2つに分けられます。

①一年中ある持ち帰り仕事。
・個人の記録や、指導計画
・保育園のおたよりやクラスだより
・制作の準備や貼りだし

②行事や季節ごとに増える持ち帰り仕事。
・運動会や発表会の衣装や小道具
・壁面の制作
・子どもの作品集やアルバムの作成
・実習生の指導や、実習記録のチェック

日々の業務でもすでに多くの仕事を抱えていますが、そこに一時的な業務が重なると一気に大変になってしまいます。結果、持ち帰るという保育士が多いというのが現状です。
しかし、持ち帰りの仕事にはデメリットも多いことを把握しておきましょう。

持ち帰り仕事のデメリット
持ち帰り仕事には、保育園と保育士の両方にデメリットや危険があります。
・個人情報を保育園から持ち出すと、漏洩の危険性が高まる。
・プライベートの境目がなくなり、心と体のストレスが溜まりやすい。
・どれだけ持ち帰って働いても、賃金は変わらない。

予期せぬアクシデントや、体調不良を防ぐためにも、やはり仕事は時間内で終わらせるのがベストですよね。では、持ち帰り仕事を減らすにはどのような方法が考えられるでしょうか。

少しでも持ち帰りの仕事を減らしていくためにも、取り入れていける方法から積極的に活用していくのがおすすめです。

・スキマ時間を利用し効率よく仕事する。
例）抱えている仕事を書き出したりすぐに取り掛かれるよう準備をしておく。

・同僚に相談して助け合う。
例）細かな業務は一人で抱えず作業を分担する。子どもが落ち着いているタイミングで、他の先生にクラスを任せる。

・省略できるもの、簡素化できるものを見つける。
例）何年か使いまわすために壁面は切りっぱなしにせず、補強しておく。行事の案は、1から考えるのではなく何年か前の記録を参考にする。

※仕事の時間短縮についての詳しい記事は、こちら！
　→「保育士の残業を減らすには、保育中の工夫がカギ！時間短縮のワザをご紹介」

このような仕事を減らす方法のほかに「持ち帰りをしない」という自分自身の意志も大切です。持ち帰ってしまうことが習慣になってしまうと、プライベートとの区別が付きにくくなり、ダラダラと仕事をするクセが付きやすくなるからです。
せっかく残業を減らせても、持ち帰りや休日に仕事が多く仕事そのものが嫌になってしまっては本末転倒です。
仕事を持ち帰ったとしても仕事とプライベートのメリハリを付けるよう意識しましょう。

いろいろな方法を試しても持ち帰り仕事が減らない場合は、いま働いている保育園の業務量のバランスが取れていなかったり、保育士同士の連携が上手く取れていない可能性もあります。抱える仕事が負担となり保育士を辞めたいと思う前に転職し、環境を変えてみるのも選択肢の1つです。保育士には持ち帰り仕事が少ない職場もたくさんありますよ！

持ち帰り仕事のない保育園を探す時は、時給で働くパート保育士や、行事の少ない小規模保育園がおすすめ。
また、保育boxなら残業が少ない園をピックアップして探すことも可能です！休日や就業後のプライベートを大切にできる保育園を探してみてくださいね♬

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