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保育園について

大規模保育園って何?小規模保育園との違いやメリット・デメリット

みなさんは「大規模保育園」と聞くと、どんなイメージが浮かびますか?「大変そう」「人間関係が難しそう」と思う方もいるかもしれません。もしくは、「大規模保育園」という名称に馴染みのない方もいるのではないでしょうか。

大規模保育園は、保育士にとって多くの学びやスキルアップに繋がります。多くの子どもが在籍している保育園ならではの行事や取り組みも多いからです。その他にも大規模保育園ならではの持ち味がありますよ。さて、みなさんは大規模保育園と小規模保育園、どっちがいいと感じるでしょうか。

今回は大規模保育園の特徴やメリット・デメリットなどをお伝えします。みなさんの持つイメージと、実際の様子を照らし合わせてみて下さいね♬

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大規模保育園の特徴

大規模保育園とは、一般的に園児が100人以上の保育園をさします。100人と聞くと一見大勢のように感じますよね。次のようなクラス構成の保育園を例に考えてみましょう。

0歳児クラス 1歳児クラス 2歳児クラス 3歳児クラス 4歳児クラス 5歳児クラス
6人 10人 15人 23人 23人 23人
この保育園では、園児の人数が100人です。200人、300人ともっと人数の多い保育園もありますので一概には言えませんが、大規模保育園は思った以上に身近な施設形態であることが分かりますね。

一方、小規模保育園は「19人以下」「子どもが0~2歳児」と、子どもの人数と年齢の定義が決まっています。また、病院内保育園や企業内保育園など運営形態がさまざまなので、場所ごとの働き方には特色があることをおさえておきましょう。

小規模保育園については、こちらの記事でも詳しく紹介しています。気になる方はぜひご覧ください。
→小規模保育園ってどんなところ?少人数でアットホームな保育をしたい人におすすめ

大規模保育園と小規模保育園、どちらが人気?
保育boxでは、保育士が希望する施設形態について、転職を考えている方にアンケートを行いました。その結果を見てみましょう。

Q:働きたいなと思う施設規模はどれですか?(複数回答可)
アンケート結果で一番多い回答は小規模保育園ですが、「あまりこだわらない」という方も31.7%いることに注目です。「あまりこだわらない」と「大規模保育園」で見ると43.6%と半数近くにのぼりますね。

アンケート結果からは、大規模保育園が多くの方にとって転職先の候補の1つとして考えられていることが分かります。人数ありきで求人を探すのではなく、自分がどんな風に働きたいかをイメージし、それに近い保育園を見つける事が大切と言えるでしょう。

大規模保育園のメリットとデメリット

大規模保育園での就職は、子どもや職員の人数が多い環境での働き方のイメージが掴みきれない方もいるかもしれませんね。大規模保育園では、実際に働くとどのようなメリットとデメリットがあるのでしょうか。小規模保育園と比べながら、特徴を整理してみましょう。

大規模保育園で働くメリット
大規模保育園のメリットは次のとおりです。

・多くの園児との関わりが持てる。
・通園期間の長い子どもが増えるぶん、子どもの思い出が増える。
・多くの保育士との関わりがある。
・行事が豊富、また大人数での行事の取り組み方を学べる。
・休みの時に融通が利きやすい。

大規模保育園で働くメリットについては、子どもや職員の人数が多い施設ならではの理由が並びます。関わる園児が多いぶん、より多くの経験や関わり方を学べますね。0歳児から通う子どもも多いので、一人ひとりのエピソードや思い出がたくさん得られます。

また、職員の人数が多いことがメリットとなる場合も。経験豊富なベテラン保育士との出会いは、さまざまな保育スキルやクラス運営を学べるチャンスです。大規模保育園であれば、そういった「素敵な保育士との出会い」の可能性も高まりますね。

大規模保育園で働くデメリット
大規模保育園で働く際のデメリットには、次のことがあげられます。

・業務量が多い。
・人間関係が複雑になりやすい。

子どもの記録や指導計画などの書類作成は、やはり子どもが多いほど増えてしまうことがデメリットと言えるでしょう。その他、制作物や行事の準備など、1つの取り組みごとの業務量は小規模保育園と比べて多くなる傾向があります。
また、多くの職員で保育施設を運営していくことがデメリットとなる可能性もあります。さまざまな考え方と出会うぶん、時に自分の価値観とは合わない相手も出てくるからです。人間関係に困った際は、気の合う相手や頼りになる保育士をいかに見つけられるかが大切と言えます。

保育士の人数配置について
保育士の人数配置に関しては、大規模保育園と小規模保育園のどちらが良いとは言えません。

■小規模保育園:子どもの定員が少ないので、大規模に比べて少人数の職員で運営している保育園が多いです。細かな雑用まで少人数の保育士で担うことになるので、役割分担が難しく、職員同士での密なコミュニケーションが求められます。

■大規模保育園:子どもの定員が多いぶん、職員の人数配置も多くなります。小規模保育園と比べ行事や全体の業務量は増えますが、人手が多いので役割分担は比較的しやすいでしょう。複数人で協力したり、分担したりと、業務に合わせた効率化がカギとなります。

小規模保育園と大規模保育園では施設形態が異なるので、それぞれ働き方が異なります。自分にはどちらが向いているのかを見極め、転職時の参考にして下さいね。

大規模保育園に向いている人

メリットとデメリットを踏まえると、大規模保育園に向いているのは、次の特徴がある人です。

・自分の保育のカラーを存分に発揮したい人
・幅広い保育士との交流やスキルを学びたい人
・経験が浅い、もしくは新卒の人
・人間関係に疲れてしまった、もしくは不安があるという人
・多くの子どもと関わり、経験を積みたい人

自分のやりたい保育がはっきりしている方や、さまざまな保育を吸収したい人にとっては、大規模保育園ならではの特色がプラスとなるでしょう。例えば、新卒や経験が浅い保育士にとって、たくさんの先輩から多くの事を学べる大規模保育園は、保育士としてのスキルアップにも繋がります。意欲的な方に向いている職場と言えるでしょう。また、現場もそのような方は大歓迎です♬

大規模保育園の求人の探し方と注意点

大規模保育園の求人を見て悩んでいる方や、これから転職先を探す方は、不安に思っていることを入職前に解消しておきましょう。行事の多さや職員人数は面接時に確認しておくのがおすすめです。また、職場環境や雰囲気などは実際に見学した時のインスピレーションを信じてみて下さいね!

大規模保育園と小規模保育園にはそれぞれの良さがあります。人数や規模だけで判断せず、最終的には保育園の特色や保育の様子で選ぶのがおすすめ。施設の規模で迷った際は、それぞれの特徴を把握して自分に合った保育園を選択しましょう。各保育園のホームページや求人情報をじっくりとご確認下さい。

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