保育士のお給料について
保育士が認定こども園で働くメリットは?平均年収や働き方、保育士との違いを知ろう
最近では、認定こども園の求人をたくさん見かけるようになってきました。日本各地に認定こども園が新設され、意欲のある働き手を求めています。しかし、認定こども園で実際に働いた場合の良さや、収入も気になるところですよね。
認定こども園で働くと、保育園と幼稚園を合わせた施設ならではの良さや、スキルアップが得られますよ。今回は転職を悩んでいる方や、認定こども園について知りたい方に向けて、平均給料やメリットについてご紹介します。
認定こども園の平均給料
認定こども園とは保育園と幼稚園、2つの機能を持つ保育施設のことです。
基本的には保育士資格と幼稚園教諭の免許の両方の資格が必要ですが、今はまだ特例期間であるため片方の資格のみでも働けます。
※認定こども園の詳しい説明はこちら
認定こども園で働いた場合の収入はどのくらいなのでしょうか。保育園と幼稚園、そして認定こども園で働く方の平均賃金や勤続年収をまとめました。
<保育園・幼稚園・認定こども園平均月収>※常勤のみ
|
平均月収※ボーナス含む |
平均年収 |
平均勤続年数 |
保育士(保育園) |
私立 |
301,823円 |
3,621,876円 |
11.2年 |
公立 |
303,113円 |
3,637,356円 |
11.0年 |
幼稚園(教諭) |
私立 |
287,492円 |
3,449,904円 |
7.8年 |
公立 |
378,356円 |
4,540,272円 |
11.1年 |
認定こども園(保育教諭)
|
私立 |
279,954円 |
3,359,448円 |
8.2年 |
公立 |
287,181円 |
3,446,172円 |
9.9年 |
※参考)令和元年度幼稚園・保育所・認定こども園等の経営実態調査集計結果<速報値>【修正版】
各市町村や保育施設ごとに独自で導入している手当や、就職後のキャリアアップも含めると、公立幼稚園をのぞき、各施設でそれほど大きな差はありません。
認定こども園で働くメリットとデメリット
認定こども園で働くと、保育園と幼稚園の機能をあわせ持っているからこその経験ができます。メリットとデメリットの両方を知っておけると良いですね。
<メリット>
・保育の幅が広がる(教育的なカリキュラムも学べる)
・幼稚園の役割を学んだり、研修が充実する可能性がある
認定こども園のメリットは、保育園と幼稚園の両面から保育や子どもについて学べることです。
2つの施設の根本的な役割は違っていても、子どもと向き合う仕事という面に変わりません。
さまざまな立場で保育方法の学ぶことは、自分のスキルを高めてくれます。
<デメリット>
・業務負担が増える可能性がある(行事が増える・学ぶ内容が増える)
・さまざまな事情をもつ保護者とのかかわりが増える(就労の有無・考え方の違いなど)
デメリットは、負担が増える可能性があることです。
業務としての忙しさに加え、対応する子どもの家庭環境も多様化します。今後はより幅広い業務や知識、スキルが必要となるでしょう。
<認定こども園での就職に向いている人>
・幼稚園・保育園の機能の違いに関係なく、子どもと関わる仕事をしたい人
・両方の資格を同時に活かしたい人、もしくはもう一方の資格も取得したい人
・保育の幅を広げ、スキルアップに取り組みたい人
認定こども園での就職は、保育士のスキルアップに意欲があり、仕事にやりがいが持てる人に向いています。
探りながら制度を定めている途中ではありますが、認定こども園の増設は国も推進している事業です。これからの処遇改善なども要チェックですね。
認定こども園の求人の探し方
認定こども園の求人を探す場合はどんな保育・教育方針なのか、また雰囲気などを事前に確認するのがおすすめです。
・こども園のホームページをチェック
・求人サイトの詳細欄を確認する
・自分でこども園を見学する
※見学の際は、質問を事前にまとめておくとミスマッチを減らせます。
認定こども園も保育園や幼稚園と同じようにさまざまな特色があるので、自分の働き方に合わせた施設選びが大切です。
保育boxでも認定こども園の求人を多数取り扱っているので、ぜひ検索してみてくださいね!
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