保育士が知っておきたいイライラ対策!ストレスを溜めない働き方とは

働くうえで抱えるさまざまな悩みのなかで、特に保育士はどのようなことにストレスを感じやすいのでしょうか。その原因や解消法をおさらいしてみましょう。
希望の条件の職場を簡単検索
保育士のイライラの原因
社会人の多くが感じるものから保育士特有のものまで、職場で感じるイライラの原因をご紹介します。みなさんはいくつあてはまるでしょうか。
■職員同士の人間関係
・同じクラスの職員同士の仲が良くないため、居心地が悪い。
・園長の指導が、ほかの職員よりもキツい気がする。
・後輩に伝えた業務が期日内に終わっていない。
■保護者との関わり
・提出物や持ち物に名前を書くなどのお願いが伝わらない。
・理不尽なクレームや無理な要求をされる。
■子どもとの関わり
・泣き続けて困っている理由が分からない。
・走り回ったり、立ち上がるなどの困った行動が収まらない。
・暴言を吐かれる。
■仕事上の悩み
・ほかの人よりも明らかに多い仕事量を抱えているのに、サポートを得られない。
・ピアノ経験者が少ないため、自分が他クラスの伴奏まで行っている。
・時間通りに保育スケジュールを進めていくことにプレッシャーを感じる。
仕事をしていると多くのイライラ原因にぶつかりますよね。1つなら対応できても、2つ、3つと重なるうちにストレスを消化するのは難しくなっていきます。心身に悪影響が出ないうちに問題解決が必要です。
イライラの原因別の解決策と対処法
イライラを取り除くには、原因の解決が一番の近道です。しかし、人間相手の悩みや自分1人で解決できないような問題の場合は、ストレスとの戦いは長期戦となります。直接解決する以外にも、ストレスを受け流す手段も持っておくのがおすすめです。
イライラの原因別に解決策や対処法を知っておきましょう。
職員同士の人間関係
人間同士なら誰でも気が合う合わないがあります。どうしても仲良くなれない方がいたとしても必要以上に気にする必要はありません。仕事をするうえで必ずしも仲良くなる必要はないと心に留めてみましょう。仕事で円滑なコミュニケーションが取れれば十分な場面がほとんどです。
仕事をしていると理不尽な扱いを受けたり悲しい思いをする場面もありますよね。日頃の悩みやイライラを吐き出せる同僚や先輩に相談するのもおすすめです。内情を知る相談相手であれば具体的なアドバイスを得やすく、業務中のサポートを得られる可能性も高まります。
また、気軽に話せて気分転換がしたい場合は、保育士ではない友達に聞いてもらうのも選択肢の1つです。保育を知らないからこそ話しやすいといった側面や、他業種からの新しい視点が解決の糸口になるかもしれません。
保護者や子どもとの関わり
保護者や子どもとの関わりで悩みやイライラを抱えている場合は「誰かに情報共有すること」が鉄則です。「担任である自分がしっかり解決しなくては……」と背負いこまず、複数の職員で対応策を考えていきましょう。
子どもへの関わりの中でどうしてもイライラしてしまう場合は「〇〇君の対応で悩んでいる」とクラスの職員で話し合いをします。どんな対応が良いのか具体案を出し、みんなで経過を見守りながら解決を目指してみてくださいね。
保育士と保護者もやはり人間同士なので、信頼関係を築きにくいと感じるケースがあります。見守ってもらいながら話をしたり、話す役割を交代したりして、長期的な目線で関係を深めていきましょう。
大事な話が伝わりにくいと感じている場合は、手紙や貼り紙、一斉メールなど記録に残る方法で「言った」「言わない」のトラブルを予防していくことがおすすめです。
仕事上の悩み
保育園では行事前や書類作成時など、忙しい時期が波のように繰り返すので、ピーク時は余裕をなくしてしまう方も多いのではないでしょうか。仕事上のイライラの原因が「仕事量が多い」ということに関係する場合は、まずは適切な仕事量への調整が必要です。
まずは自分が抱えている仕事をすべて洗い出し、優先順位と締め切りを把握しましょう。優先順位が高く、自分でなければ出来ない仕事から取り組みます。自分以外でも対応できる仕事は、ほかの人に依頼するのがおすすめです。そして、心の疲れと同じように身体の疲れも敏感に感じ取りましょう。身体が疲れているとよりイライラしやすくなるからです。よく食べ、よく寝ることで、日中のハードな体力仕事に備えてくださいね。
プライベートでの発散方法
どうしてもイライラが消化できなくなってしまったら、プライベートの時間を充実させ発散させましょう。夢中になれる趣味や、人と会う時間を作り気分転換できるとよいですね。
仕事の日の夜にできる発散方法では、次のようなことがおすすめです。
・たっぷりと睡眠時間を摂る。
・ストレッチやマッサージをする。
・好きなものをお腹いっぱい食べる。
・ゆっくりとお風呂に浸かる。
・カラオケで大声を出す。
・夜のドライブに出かける。
・静かに音楽を聴く。
・読書をする。
気分転換することで心が軽くなるだけでなく、自分がどう行動すると良いのか先の見通しを冷静に判断できるかもしれません。自分に合ったメンタルケアの方法を複数持っておくと仕事に前向きに向かいやすくなります。
解決が難しい場合は、転職も検討する
イライラの原因は人によって異なりますが、ストレスを溜め込まないよう気を付けていても解決が難しい場合は、働く保育園を変えることも検討してみましょう。今まで悩んでいたストレス原因が、環境の変化によって解決するかもしれません。
複雑な人間関係に悩む方は職員の少ない小規模保育園を、業務量が多くストレスを貯めやすい方はICT化を進めている保育園など、これまでの悩みを解消できる求人を探すのがおすすめです。保育士は体が資本ですが、メンタルのケアも大切です。心地よく働ける環境を探しましょう。
希望の条件の職場を簡単検索
保育士求人を探す
北海道・東北
北関東
首都圏
東海
北陸・甲信越
関西
中国・四国
九州・沖縄
保育boxの新着保育士求人

