まず最初に「派遣」とは、園と直接雇用を結ぶ正社員とは異なり、派遣会社と雇用を結び、紹介された園へと働きに出る就業形態となります。
そのため、お給料や保険関係、福利厚生などは派遣会社に準拠しますので実際に働いている保育園とのやりとりはありません。派遣会社から貰えるお給料は正規の保育士よりも少し高く設定されているので、同条件のパートで働くよりも多く稼ぐことも可能です。

派遣保育士として働くためには、まずは派遣会社への登録が必須となります。
派遣会社は少し調べるとたくさん出てきます。たくさんの派遣会社に登録しておくことで案件の幅が広がるで、できるだけ多くの会社に登録しておくことをおすすめします。（基本的に派遣登録には一切料金はかかりません）
また、お仕事をご紹介してくれる「コーディネーター」との相性もあるので、まずは話してから自分に合う派遣会社・コーディネーターを選んでいきましょう。

派遣保育士として登録したあとは、コーディネーターとの面談があります。面談のスタイルとしては、登録説明会に行く形や、電話のみ・web登録のみで完了するところなど様々です。現在も就業中な方は土日に開いているところ、または電話やwebで完結するところを選びましょう。
面談では自分が働きたい保育園の条件を一緒に話し合っていきます。

派遣保育士もお仕事内容は大きくは変わりません。やはり子どもを見守るのが第一になりますが、直接雇用の保育士さんと比べると事務仕事やイベントへの参加、保護者対応などは少なくなる傾向にあります。保育補助としてのイメージの方が大きいかも知れません。
もちろん園によって求められている仕事は違いますので全部の保育園で負担が少ないとは限りません。お仕事を始める前に確認しておく方がいいでしょう。

派遣と言う働き方は、派遣会社が間に入ってくれるので比較的自分の都合が通りやすく、そして事務作業などと言った保育外の負担も減るので少しずつ人気が出ています。基本的には無料で登録からお仕事スタートまでできますので、転職活動の一つの候補に入れてみてはいかがでしょうか。