残業時間を減らすためには、「どのような理由で残業しているのか」を把握することが大切です。

・子どもたちが帰った後に保育室の清掃をしている
・書類仕事の量が多い、もしくは時間がかかる
・制作物の準備が多い
・会議の時間が長い

残業時間を増やしている理由は人によって異なります。上記の理由のなかに、あてはまる理由はありますか？すべてあてはまっているのなら、要注意です。効率を上げられるものがないか考えてみましょう。

子どもの保育時間は減らせませんが、個人で抱える仕事については、工夫次第で時間を短縮できます。
効率をあげる方法について、いくつかご紹介しますね。

メモを取る習慣で、書類仕事の時間短縮
保育日誌やお便り帳など、保育中の様子を記入する仕事の際、すべて記憶から思い出そうとしていませんか？
慌ただしい保育中に起きたことは「あとで書こう」と思っていても、忘れてしまうことが多いものです。

そのような時は、エプロンのなかにメモ帳を入れておくのがおすすめです。保育中にしっかりと書くのは難しいので、単語でも構いません。
思い出すヒントがあることで、あとから記入する時に、思い出す時間を短縮できます。

また、この方法は年間保育目標のような、長い見通しを持つ書類にも有効な方法です。何かあれば、すぐにメモ。習慣づけを意識しましょう。

年間単位で先の見通しを持つ
行事が重なるシーズンでは、持ち帰りの仕事や残業が増えやすいもの。
しかし、多くの保育園では、年間行事のスケジュールはある程度決まっています。忙しい時期の残業を少しでも減らすためには、事前に予測しながらの業務が肝心です。

例えば、卒園式の会場準備など、行事の直前にしかできない業務は減らすことはできません。
しかし、卒園式で使用する壁面の飾りなどは、時期に関係なく準備を進められます。
このようなタイミングを選ばなくてもいいような業務は、余裕のある時期に進めておきましょう。忙しい時期に抱える仕事を減らし、行事に集中しやすくなります。

職員同士の連携
保育はチームプレーが大切ですが、事務仕事にも同じことがいえます。別の職員と分担できる仕事を、1人で抱えすぎていませんか？

・制作物の事前準備（パーツを切り分けておく、両面テープを貼り付けておく、など）
・破れた絵本の補修
・子どもの人数が減る夕方、使用されていない部屋の消毒や清掃

上記のような振り分けられる業務は、職員同士で協力し合い分担できることが望ましいですね。
正職員同士ではなく、パートの保育士にも協力をお願いしながら、業務を抱えすぎないように気を付けましょう。

残業が当たり前の職場環境だと「辛い」と言い出しづらいものです。ついつい頑張りすぎてしまいますよね……。
しかし、ハードワークで心や身体を壊してしまっては本末転倒。
いくら工夫しても、残業が減らないようであれば、転職をして職場環境を変えてしまうのも選択肢の1つです。
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保育園によっては、給料だけでなく、残業についての項目が「イベント前」「平常時」と細かく記載されています。
残業に悩む保育士のニーズに合わせ、項目を細かく設定しているのは保育boxならでは。

気軽な情報収集での検索も、もちろん大歓迎です！
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