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一時保育とは?預ける理由・利用方法・保育内容について

保護者が何らかの理由で子どもの保育が出来ない場合、少しの間でも子どもを預けることができると助かりますね。

そんな時に便利なのが「一時保育」です。上手に利用しているママは増えていますが、まだ利用したことのない人は、どんな理由で子どもを預けていいのか、ルールなど分からないことや不安もあると思います。

そこで、一時保育の利用方法、保育内容、注意点などについてご紹介します。ニーズが高まっているため、一時保育に関心がある保育士さんも確認してみましょう。

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一時保育とは?

「一時保育」とは、保護者が子どもの面倒を見ることができない時に、1日や時間単位で一時的に子どもを預けられるサービスです。

一時保育は「一時預かり」ともいい、待機児童など保育園に入れない子どもが対象となります。預けられる年齢は施設によって異なり、生後2ヵ月程の0歳児から預かってくれるところもあれば、2歳児以上を対象としているところもあります。

一時保育は、多忙なママや保護者に対する地域の子育て支援の1つとして需要が高まっています。

一時保育を行っている施設は?

●認可保育園・認定こども園
認可保育園や認定こども園では、通常の保育と別枠で一時保育を設定していますが、すべての保育園で実施しているわけではありません。一時保育をしている保育園リストは、自治体の窓口やホームページで確認できます。

ただ、待機児童が多い地域では利用者が多く、受け入れができないこともあります。いざという時のために、いろいろな施設の情報を調べておくと良いでしょう。

●認可保育園以外の施設
認可保育園での一時保育が定員オーバーで空きがない場合は、認可外保育園や、地域の子育て支援センター・ファミリーサポートセンターなどの施設でも受け入れています。

その他にも、民間の託児所やデパートなどの一時預かり所、ベビーシッターを利用するという方法もあります。

施設によって受け入れる子どもの年齢・保育の時間帯・利用料金・申し込み方法などが異なるため、家庭のニーズに合っているかを確認すると良いでしょう。 

一時保育はどんな理由と目的で利用できる? 

一時保育は、仕事や急な用事だけでなく、買い物やリフレッシュなど、基本的はどんな理由でも利用できます。

ただ、認可保育園の場合は、利用の理由を申請する場合があり、以下の3つに分類されます。

・非定型保育
保護者の就労・労働・通学・職業訓練、介護など

・緊急保育
保護者の病傷、事故、出産、出張、家族の看護、冠婚葬祭など

・リフレッシュ保育
育児の心身のリフレッシュ、趣味やボランティアの参加など私的な理由

このように一時保育は、やむを得ない理由や緊急時の場合だけでなく、育児疲れなどによる心身の負担を軽くするためにも活用できます。 

一時保育の利用方法は?

●登録・予約が必要
一時保育は、どの施設でも、まずは登録が必要です。初めて利用する場合は、事前に面談にて子どもの状況などを確認し、登録書類を提出します。登録が済んだら利用したい日時を予約します。いきなり登録や予約なしに預けることはできないので注意しましょう。

●時間・利用日数の制限がある
一時保育は通常の保育園とは違い、あくまでも一時的な保育のため、週何回までというように日数に上限があります。預かり時間は施設によって異なり、1~2時間単位もあれば、半日や1日単位のところもあります。認可保育園の一時保育は、保育園の休みの日以外の利用となりますが、民間施設の場合、24時間365日対応している施設も多く見られます。

●料金は施設によって差がある
料金は、地域や施設によって差はありますが、認可保育園の場合は、1時間で500~600円、1日で2,000~5,000円程度です。民間の認可外保育園では、1時間1,500?3,000円、1日で6,000?15,000円ほどかかるところが多いです。

●持ち物
持ち物も施設によって異なりますが、一例として、タオル、着替え、下着、紙おむつなどです。認可保育園では、給食やおやつが出るところが多いのですが、それ以外の一時保育では、お弁当を持参するところもあります。預けるさいには指定のあるものを忘れないようにしましょう。

一時保育の保育内容とは?

一時保育は、クラス単位での保育は少ないのですが、基本的には通常の保育園とほとんど変わりません。施設ごとのスケジュールによって、食事、おやつ、お昼寝、室内や公園で一緒に遊んだり、在園児と交流をさせることもあります。

一時保育も、保育士がきちんと面倒を見ます。園の状況にもよりますが、基本的には一時保育担当の保育士がいます。

預かる子どもたちについては、顔ぶれはいつも同じではなく、年齢もまちまちのため、年齢の違う子ども同士が一緒に遊べるものを考えたり、快適に過ごせる環境を作るなど、子どもの月齢によって臨機応変に対応します。

一時保育で注意することは?

一時的ではあっても、突然ママから離された子どもにとっては不安だらけです。ずっと泣いている子どもも少なくなくないので、登録前には子どもを連れて見学をすると良いかもしれませんね。

泣いている子どもを見ると、預けることに罪悪感を感じてしまうかもしれませんが、慣れてくれば、他の子どもたちと楽しく過ごせるようになり、子どもの成長の助けになるでしょう。

急用や仕事でちょっとの間でも子どもの面倒を見て欲しくて困っていたり、育児に追われて疲れている時には決して一人で無理をせず、上手に一時保育を利用すれば、ママにも子どもにもメリットがあるでしょう。

一時保育も保育士資格者がほとんど

一時保育も、ほとんどが保育士資格者が保育をするので、預ける側も安心です。

求人も、保育士資格必須の場合が一般的で、正社員、派遣社員、パートまでいろいろな雇用形態での求人数も増えています。

一時保育の需要は高まっているため、保育士としてブランクのある方や、通常の保育園とは違う形で働きたい方などは、ぜひ選択肢に入れてみてはいかがでしょうか? 

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