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【1歳児クラス】保育のねらいと接し方のポイントとは?

1歳児は、赤ちゃんから子どもへと目まぐるしいスピードで成長する時期です。とってもかわいい時期ですが、ママから離れて初めての集団生活になるため、慣れるまでは保育士も戸惑うことが多いでしょう。

1歳児クラスの担任になった場合、保育園ではどのようなことに注意すればよいのでしょうか?
ここでは、1歳児の特徴・担任保育士の役割・保育のねらいや接し方についてご紹介します。 

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1歳児クラスの保育で大切なことは?

保育園の1歳児クラスの中には、1歳になったばかりの子どもと、もうすぐ2歳になる子どもがいます。まだまだ赤ちゃんと、お話ができるような子どももいるため、同じ1歳でも、月齢によって発達の度合いには大きな差があります。

1歳児~2歳児になるまでは、赤ちゃんを脱していく時期にあたり「体の動き・遊び」「生活習慣」「言葉の習得」など、変化や発達がめざましい時期です。

保育園の1歳児クラスの担任は、それぞれの子どもの発達の様子をよく見て、段階に合わせた保育をすることが大切になります。

1歳児の体の動き・遊びの特徴は?

1歳児は、大半を寝て過ごしていた時期から、運動機能がめざましく発達し、遊びながらみるみる新しい動きや感覚をどんどん獲得していきます。

●1歳児の動き・遊びの特徴
・歩行が安定する
・1人歩きができる
・歌やリズムに合わせて体を動かす
・ボールを転がしたり投げたり全身を動かす
・絵本をめくる、物をつまむ、なぐり描きをする
・物の出し入れを繰り返す  など


●担任保育士の役割
行きたいところにいく探索活動が盛んになるため、子どもが安全に歩ける広い空間を確保し、怪我のないように見守ることが重要です。
絵本・人形・積み木・ままごとをはじめ、五感を使った遊びもしやすい玩具を用意し、それぞれの子どもたちがじっくりと遊べる環境づくりをしましょう。保育士や友達と一緒に遊ぶことも大切です。

1歳児の生活習慣は?

離乳食が完了し、食べることに興味を持ちはじめます。自分でやろうとする気持ちが芽生えはじめ、関心があることに意欲的に関わろうとします。

●1歳児の生活の特徴
・スプーンやフォークを使って食べようとする ・衣服の着脱に協力的になる
・靴を履くことも自分でしようとする
・おしっこが出ると伝えるようになる
・おまるや便器にも慣れてくる など


●担任保育士の役割
食器や衣類など身の回りのものは子どもが扱いやすいものを用意し、「自分でやりたい」という気持ちを認めてあげながら、いざという時にさりげなく手助けしてあげましょう。
排泄は自立の準備期間として、おむつ交換やトイレは声かけをし、排泄の気持ちよさを教えながら、習慣の基本を作りましょう。

1歳児の言葉の習得は?

どんどん言葉を吸収していき、大人の言うことが分かるようになります。言葉の発達には個人差がありますが、1歳の後半には、1言文から2語文を話し始めます。

●1歳児の言葉の特徴
・「おいしいね」「気持ちいいね」「おくちあーんして」などが分かる
・「まんま」「ブーブ」など片言を盛んに使う
・大人に呼びかけたり、イヤイヤと拒否したりしはじめる
・指さしや身ぶりで伝えようとする 
・「ワンワ いた」「これ なーに?」など2語文を話すようになる


●担任保育士の役割
おぼつかない言葉や身ぶりよく見て、子どもが伝えようとする思いや感情を受け取るよう心がけましょう。
また、言葉を習得するときには、身近な大人の言葉がモデルとなるため、保育士は普段の言葉使いに気を付けることが大切です。

「自我が目覚める1歳児」:保育のねらいとポイントは?

●意志や意欲を見守る
1歳児は自我が芽生え「自分でやりたい」という意欲が出始める時期です。また、周りの人・友達・自然・動物などへの興味と関心も高まり始めます。

同時に、拒否する意思も生まれるため、言うことを聞かない「イヤイヤ期」も始まってきます。無理にさせようとしたり抑えたりせず、子どもの意志や意欲を見守ってあげることが大切です。


●褒めるを繰り返す
自分でできることの楽しさを積み重ねさせることで、どんどん身の回りのことができるようになります。

うまくいったときには褒めることを繰り返し、一緒に喜んであげることが大切です。自分でしようとする意欲を育んであげましょう。


●子ども同士のトラブルは叱らずに
1歳児は、言葉の習得の進んでいきますが、まだまだ自分の気持ちを上手く表現できません。そのため、絵本や玩具の取り合いをしたり、できないことや不満を言葉で表せずに、「噛みつき」や「引っかき」をしたりします。

大勢の子が集まらないようするなどの配慮をしたり、トラブルが起きたときは叱らずに、子どもの気持ちに沿った言葉で代弁してあげると落ち着きます。スキンシップをたくさんしてあげる事も効果的です。

1歳児クラスを担当する醍醐味とは?

1歳児はみるみる運動機能が発達し、自立心が芽生え始め、大人の言葉を感じ取るなど、めまぐるしく発達する時期です。

その成長の変化は、保育士にとっても初めてづくしで大変なことも多いですが、子どもの“ひとつひとつの初めて”に、保育士もたくさんの感動をもらえるでしょう。

赤ちゃんから人への第一歩となる時期を、一緒に成長していく気持ちで見守っていきましょう。
※参考
厚生労働省 保育所保育指針解説書
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kodomo/hoiku04/pdf/hoiku04b.pdf

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